【ES・面接】成功体験がない就活生は不利?書き方のポイントや例文も
就活生がESや面接で聞かれる質問の一つに「成功体験について教えてください」というものがあります。
企業側が成功体験を聞く理由を踏まえて、「成功したことがない」と考える就活生の対処法やおすすめの体験例を紹介します。
目次
ESや面接で成功体験を就活生に聞く理由とは? 成功に至るまでの過程や努力を知るため
- 成功に至るまでの過程や努力を知るため
- 成功過程での困難と対処法を知るため
- 成功に対する価値観を知るため
就活のエントリーシートや面接において、必ずといっていいほど聞かれる「成功体験」について、企業側や面接官は、ただ成功体験が聞きたいわけではありません。
ではなぜ成功体験を聞かれるのか、理由をまとめました。
それぞれ詳しくみていきましょう。
理由1. 成功に至るまでの過程や努力を知るため
成功体験をしたなかで、どのようにして成功したのかを知りたいというものがあります。
計画的に取り組んだからなのか、戦略を立てたのか、地道にコツコツと努力したのか、人脈を広げたのかなど、成功させるために何をしたのかで性格や性質というものが見えてきます。
企業側や面接官は、入社後、就活生がどのように活躍できそうな人材なのか見定めています。
理由2. 成功過程での困難と対処法を知るため
安易に成功できたものではなく、苦労や挫折あって成功した体験エビソードのほうがおすすめです。
なぜなら、苦労や挫折を乗り越えた方法や理由まで話せるからです。
企業側や面接官は、苦労や挫折を乗り越え、諦めずに行動できる人材かどうかも見ています。
また、エントリーシートや面接で挫折経験を聞かれることもあるため、経験を整理しておくことをおすすめします。
理由3. 成功に対する価値観を知るため
成功の基準は人によって異なります。
なにを目標に掲げ、どこで成功としたのか、価値観を知るための質問でもあります。
学生の価値観を知り、企業との相性を見ているということです。
成功体験とは?成功したことがない就活生の対処法
成功体験といわれると、大きな大会で優勝したとか、難しい試験に受かった、などを想像し、自分にはそんな経験はない、成功したことはない、と思う学生もいます。
しかし、ここで問われる成功体験とは、何を成し遂げたかではなく、過程や人柄を見られているものなので、大きな成功体験でなくて大丈夫です。
逆に、大きな成功をしたとしていても、ただ成功した、嬉しかった、というだけなのであれば就活の場では評価してもらえません。
では、どのようなことを成功体験として挙げればよいのでしょうか。
成功体験とは些細なことでもよい
成功体験は過程について話せるのであれば些細なことでも大丈夫です。
アルバイト、サークル、趣味、日常生活など、どんなことでも重要なのは「どのように伝えるか」です。
苦手を克服したこと、習慣を変えたこと、どんな日も休まずこなしたことなど、じっくり考えて、努力したことだと自負できる体験を挙げてみましょう。
成功体験がないと考える就活生の対処法
成功体験といわれてパッと思い浮かばない人は、努力したこと、ほめられてうれしかったこと、うまくいったこと、自分を変えられた経験、困難を乗り越えた経験などを思い出してみてください。
すべて、成功体験の言い換え表現として使えます。
重要なのは、過程をどのように話すかです。
就活生のES・面接におすすめな成功体験の例5つ
- アルバイト・インターン
- 部活動・サークル
- 学業・研究
- 留学
- 趣味・特技
就活のエントリーシートや面接で成功体験について聞かれたときの例を5つ紹介します。
いくつかある場合は、過程を話しやすい成功例を挙げるのがおすすめです。
それぞれの成功体験例について詳しくみていきましょう。
就活生の成功体験例1. アルバイト・インターン
アルバイトやインターンの成功体験として、たとえば売り上げを伸ばした、バイトリーダーとしてみんなをまとめた、などがあります。
このとき、目標、過程、結果を数値で表せると、企業側や面接官にも実績や難易度が伝わりやすいです。
就活生の成功体験例2. 部活動・サークル
部活動やサークルを立ち上げた、レギュラーに入れた、メンバーの満足度を上げることができた、などの成功体験を挙げることができます。
なぜやろうと思ったのか、挫折経験なども話しやすいのでおすすめです。
就活生の成功体験例3. 学業・研究
大学受験や卒論研究、資格の勉強など、学業の面での成功体験も使えます。
どのように努力する人なのか伝わりやすい成功体験です。
就活生の成功体験例4. 留学
日本にいては経験できなかったこと、地域のギャップ、不安や挫折など話のネタが多くあるため、面接官が興味を持ってくれることも多いです。
また、留学経験をしている学生は少ないため、差別化できます。
注意点として、話したいことが多すぎて成功体験としてきれいにまとめて話せなくなってしまうことがあります。
伝えたいことを意識して、簡潔にまとめられるようにしましょう。
就活生の成功体験例5. 趣味・特技
趣味や特技の分野では、熱中したことや継続したことなどを成功体験として挙げられます。
最初はなんとなくはじめたことが熱中したことで、資格取得まで至った経験やその過程を話すこともできます。
【ES・面接】成功体験・失敗体験に関する大学生のNG回答例
就活生がエントリーシートや面接で聞かれることが多い「成功体験」の答え方について、大学生のNG回答例をいくつかピックアップしました。
成功体験について話すことは、自己PRをすることでもあります。
成功体験が思いつかなくても、NG例は絶対に使わないように注意しましょう。
ES・面接NG例1.「成功体験はありません」と答える
あたりまえですがNGです。
成功体験の過程が聞きたいのに、まず成功体験がないと答えては話が繋がりません。
大きな成功体験である必要はないので、せっかくの自己PRの場を無駄にしないように対策をしておくことをおすすめします。
努力したことや小さな成功体験でも、重要なのは過程なので必ず1つ成功体験を挙げましょう。
ES・面接NG例2.嘘の成功体験エピソードを語る
なかには、嘘の成功体験エピソードを語る就活生もいます。
しかし、過程や挫折経験を話す途中、面接官から質問や疑問を問われた場合すぐに答えられなくなります。
事実を多少おおげさに話す程度のことはあっても、完全に嘘のエピソードをするのは墓穴を掘ることになるのでやめておきましょう。
ES・面接NG例3.結果のみで過程について話せない成功体験
「~を成し遂げました」「成功しました」というだけでは、どんなにすごいことだとしても就活の場では無意味です。
「なぜ成功したのか」「どんな目標を持って取り組んだのか」「苦労した点とどのようにして乗り越えたのか」「今後どのような場で活かせるか」など、過程や理由を話せる成功体験を挙げましょう。
ES・面接NG例4.次に繋がらない失敗体験
成功体験を話すなかで挫折体験や失敗体験も話すことがあります。
その挫折や失敗が次に繋がっていない、ただの失敗体験はNGです。
失敗したことを活かして成功した経験を挙げましょう。
ES・面接NG例5.失敗の原因を言語化できない失敗体験
成功体験のなかで話す失敗体験は、「なぜ失敗したのか」を言語化できるものでなければいけません。
原因がわからなければ、「失敗したけど、成功した」という結果だけの話になってしまうだけでなく、問題解決能力のない人だと判断されます。
【ES】就活生の成功体験の書き方ポイント
- 結論
- 過程・エピソード
- 入社後
成功体験は結論からはじめ、成功した過程や挫折などのエピソード、最後に入社後どのように活かすかという形でまとめます。
エントリーシートで文字数が限られている場合、過程やエピソードは簡潔にまとめましょう。
ESでの成功体験・人生で成し遂げたことの書き方例文
エントリーシートや面接で聞かれる「成功体験」は自己PRとしても使えます。
自己PRで成功体験について挙げている例文を見たい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:自己PRで資格取得・勉強したことをアピールするコツ|例文あり
【Q&A】ES・面接の成功体験に関するよくある質問
Q. 就活面接で聞かれる成功体験と失敗体験は同じエピソードでもいい?
A. 同じでも大丈夫です
成功体験を聞かれたときは、話が長くなってしまうため、失敗体験についてこまかく話す必要はありません。
「失敗体験はありますか」や「先ほどの成功体験のなかで失敗した経験について詳しく聞かせてください」と問われたときに詳しく話しましょう。
Q. 就活面接で聞かれる人生最大の失敗の例は?
A. 怪我による部活動での挫折や大学受験での失敗など
人生最大の失敗といっても、人それぞれです。
自分のなかでいちばんの挫折だなと思えることで、なぜ挫折といえるのか、どのようにして立ち上がったのかを話せるエピソードを挙げましょう。
Q. 転職の面接でも成功体験は聞かれる?
A. 聞かれることもあります
絶対に聞かれるということもありませんが、聞かれると思って用意しておきましょう。
前職での成功体験を挙げ、入社後どのように活かすか繋げるのがベストです。
ESの成功体験の対策もエージェントに相談
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