大企業に就職するメリットとは?向いている人の特徴も
就活生の就職志望度が高く、難しいとされる大企業への就職。
今回は、大企業に就職するメリット・デメリットや就職する方法についてまとめました。
大企業に向いている人の特徴もチェックしてみてください。
目次
「大企業」とは?大手企業から内定をもらうのは難しい?
大企業と似たような言葉で大手企業という呼び方があります。
大手企業とは、大企業のなかでも基準を大きく超え、市場トップを誇る企業を大手企業と呼ぶことが多いです。
ここでは、大企業と呼べる定義、大企業や大手企業への内定率について解説します。
「大企業」と呼べる定義は?
大企業と呼べる定義として、従業員数と資本金というものが大きくかかわっています。
簡単にいうと、従業員数と資本金が多いほど大企業ということです。
どのくらい多ければ大企業と呼べるのかという問題ですが、業界や業種によって異なるため、中小企業の基準を超えている企業は大企業ということになります。
そのため、知名度が低く大手企業と呼べない企業でも、大企業である場合があります。
大企業の内定率はどのくらい?
結論からいうと、企業によって異なります。
しかし、知名度が低い大企業のほうが大手企業と比べ志望者数が少ないです。
中小企業ではなく大企業への就職を考えている就活生は、知名度が低く採用人数が多い大企業を狙うことをおすすめします。
大企業に就職するデメリット
- チャレンジできる場が少ない
- 出世しにくい
- 業務が限定されている
- 転勤の可能性が高い
従業員数と資本金が多く、安定しているため志望する人も多い大企業ですが、デメリットも挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
チャレンジできる場が少ない
大企業や大手企業はすでに業績もよく、中小企業と比べると新しい取り組みに力を入れている企業は少ないです。
新しい企画や取り組みがあったとしても、若手が手を挙げて参加できる環境ではないことがほとんどです。
そのため、若手のうちから新しいことにチャレンジできるチャンスというのは少ないです。
出世しにくい
結果を出した人が出世したり昇進したりすることが多いベンチャー企業とは違い、大企業や大手企業は年功序列の場合が多いです。
若手のうちから結果を出して、はやく出世したいと考える人には向いていないこともあります。
業務が限定されている
従業員数が多く、仕事が細分化されているのも大企業や大手企業の特徴です。
単純作業や毎日同じような業務をすることが多く、スキルアップを見込めないこともあります。幅広い業務に携わってスキルアップを目指したい人や自分の裁量で進めたい方には向いていない場合があります。
転勤の可能性が高い
大企業や大手企業は支社や支店なども多く、転勤の可能性が高くなります。
入社時に転勤可能か問われるため、あらかじめ支社や支店の場所は調べておきましょう。
入社後に支社や支店が増えることも考えられるため、気になる場合は逆質問の際に今後の業務拡大の方針などと合わせて聞くのも手です。
大企業に就職するメリット
- 給与が高い
- 福利厚生が整っている
- 教育制度が整っている
- 企業が安定している
- 転職に強い
大企業や大手企業への就職にはもちろんメリットもあります。
詳しく見ていきましょう。
給与が高い
大企業や大手企業は中小企業と比べ給与が高く、安定していることが多いです。
給与面で内定承諾を迷っている場合は、月給だけでなく、ボーナスやインセンティブも含め比較してみましょう。
福利厚生が整っている
一般的な福利厚生にある産休、育休のほかに、社内食堂や社内託児、バースデー休暇などの制度がある企業が多いのも大企業や大手企業です。
社宅や寮制度が整っていたり、資格取得の支援があったりと、福利厚生でのメリットはたくさんあります。
教育制度が整っている
人員不足にある中小企業だった場合、教育に時間やコストを割くことができず、教育がままならない企業もあります。
大企業や大手企業は従業員数も多く、教育制度が整っていることが多いです。
もちろん、中小企業のなかにも教育制度が整っている企業はあります。
教育制度にどの程度力を入れているのか、ホームページを確認したり、OB・OG訪問で尋ねたりしてみましょう。
企業が安定している
大企業や大手企業は、銀行からの融資を受けやすかったり、複数の事業を展開していたりする点から、中小企業と比べ安定しています。
安定した企業に就くことが条件なのであれば、大企業・大手企業から選ぶのはおすすめです。
転職に強い
学生から認知度の低い企業だったとしても、大企業であれば転職には強いです。
もちろん、面接では前職での職務内容や転職理由も重要ですが、大企業に入社できる能力があったという点は認められます。
就活生から人気の大企業に就職する方法
安定している、教育制度が整っているなどの理由から人気の大企業。
就活生から人気の大企業・大手企業から内定をもらうにはどうしたらよいのでしょうか。
大企業から採用されやすい就活生の特徴
- 協調性がある
- 業界や企業を分析できている
- 情報収集能力がある
- 論理的思考力がある
- 大きな欠点がない
大企業に採用されやすい学生の特徴として、企業によっては学歴ももちろん挙げられます。
しかし、どんなに学歴が良くても協調性がなかったり業界や企業の分析ができていなかったりする就活生は好まれません。
また、コミュニケーション能力が欠けているなど、大きな欠点がないのも重要です。
大企業に就職するための対策
- 倍率の低い大企業を狙う
- 業界、企業分析をしっかりしておく
- 中小企業も受けておく
- 1人で就活を進めない
中小企業の内定を1つでも持っておくと心に余裕が生まれるため、志望度の高い大企業の選考を落ち着いて受けることにも繋がります。
また、先に中小企業の選考で ES や面接の対策をしていくのも重要です。
就活は1人で進めず、大学のキャリアセンターや就活エージェントなどのサポートを受け、ES の添削や面接練習などをしてもらいましょう。
Meets Company では、担当の就活アドバイザーがおすすめの企業や求人を紹介するだけでなく、面接対策などもしてくれます。
大企業に向き不向きはある?中小企業との違いは?
大企業や大手企業に向き不向きはあります。
大企業に合わなかった人が中小企業で結果を出すことや仕事にやりがいを感じることもあります。
ここでは、大企業や大手企業に向いている人の特徴を簡単に解説します。
大企業に向いている人の特徴
- ネームバリューのある企業がよい
- 転職はあまりせずに長期間勤めたい
- 残業をしたくない、残業代が細かく出る企業で働きたい
- 上下関係を重視している人
- 同じことを続けられる人
- 安定を求める人
残業があるか、ないかは企業によりますが、大企業であればしっかりと残業代がでる仕組みになっている企業が多いです。
【Q&A】大企業の就職に関するよくある質問
Q. 大手企業に就職できるのはすごい?
A. 内定率が低いためすごいです
大手企業は大企業のなかでも知名度が高く、内定率も低いことがほとんどです。
内定を獲得できる就活生は限られています。
Q. 大手企業の内定に大学名は関係する?
A. 関係する企業もあります
説明会やESの時点で大学名を見ている企業も存在します。
ただ、すべての大企業・大手企業が必ず高学歴の就活生だけを採用しているわけではありません。
高学歴が多いというだけで、ESや面接の内容次第で学歴関係なく内定を獲得する就活生もいます。
Q. 大企業と中小企業のそれぞれのメリットは?
A. 大企業は安定している、中小企業は新しいことにチャレンジしやすい
大企業、中小企業それぞれほかにもメリットはあります。
自分の就活軸やこれだけは社会人になるうえで外せない、といった条件をもとに、自分は大企業と中小企業どちらを狙うのか考えましょう。
また、自己分析がしっかりとできていれば、向き不向きなどが見えてきます。
Q. 大企業と中小企業には向き不向きがある?
A. 向き不向きはあります
対人関係や仕事の進め方、昇進・昇格に対する考え方などさまざまな点で向き不向きがあります。
大企業と中小企業、大きく2つにわけているものの、企業によって方針は異なるため、企業分析をしっかりとおこなうことをおすすめします。
大企業に就職するためには選考対策が大事!
大企業から内定をもらうためには、ESを通過し、複数回おこなわれる面接を通らなければなりません。
そのために、選考対策はしっかりとおこないましょう。
Meets Companyでは、担当の就活アドバイザーが面接対策だけでなく、就活に関するあらゆるサポートをしてくれます。