インターン後のアンケート回答で気をつけるべきポイント!選考に影響する?
インターンの参加後、アンケート回答を求められることがあります。「何を書けばいいんだろう」「好印象を与えるにはどうすればいいかな」と悩む学生も多いのではないでしょうか。そこで、今回はインターンのアンケート回答について解説していきます。気を付けるべきポイントや選考に影響するかなど疑問をどんどん解決していきます。
目次
企業がインターン後にアンケート回答を求める理由
学生の成長を見ている
参加者の学習能力を見ていることもあります。インターンは熱意をもって参加している学生もいれば、なんとなくで参加する学生もいます。そのため、同じプログラムのインターンに参加し、同じ経験をしていても、学生によって成長具合が異なります。企業は感想文を通して、参加者の学習能力の程度を見極めるのです。
次回以降のインターンに活かすため
学生が優良な企業に就職したいと考えるように、企業も優秀な人材を確保したいと考えています。優秀な学生に自社に就職してもらうために、企業もインターンシップの質を高めなければいけません。そこで役に立つのが、アンケートです。集客・運営面や、学生・社員の反応などから採用成果に結びつけるための改善ポイントをみつけ、実施内容をブラッシュアップしていく事で、学生が参加後に就職したいと思うインターンシップへとつながっていきます。
インターン後のアンケートは選考に影響する?
インターン後のアンケートは、選考資料として参考にする事もあるようです。企業側としては優秀な人材を確保するため、参考になる資料はすべての選考が終了するまで取っておくことがあります。
アンケートの回答が選考に大きく影響することはないかと思いますが、回答時は、敬語表現に誤りはないか、答え忘れている箇所はないか、などよく気をつけて丁寧な文字で記入するように心がけましょう。
インターン後のアンケート回答のコツ
参加してよかった点を具体的に
「〇〇が楽しかった」「〇〇の体験ができて勉強になりました」のような、抽象的な表現の感想は企業からの印象もよくありません。「貴社の製品特性を活かすことを意識したワークでは、理念やビジョンを意識し、とても熱中することができました」「貴社独自の〇〇というマーケティング戦略に触れて、新しい広告の形を知れて良かった」など、インターンに参加したからこそ感じたことを具体的に説明することが大切です。
インターンで得られた学びや今後の目標を書く
ただ単純にやったことを羅列しただけでは、当然良い印象は残せません。インターンを通して「具体的に何を学べたか」、「今後それをどのように活かせるか」を書かなければ、学生にとっても企業にとっても何の実りのないインターン経験になってしまいます。
しっかりとインターン経験にて学んだことを伝えることで、企業側も真剣にインターンに取り組んでいたんだなと感じ、好印象をいだくでしょう。
言葉の使い方に気をつける
企業のことは貴社という単語を使うなど敬語の使い方にも注意しましょう。
初歩的なビジネスマナーができていないと、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
また、どんな状況であってもアンケートは丁寧に書くことを心がけましょう。時間がなく急いで記入しなければならないとしても、走り書きになってしまわないよう注意が必要です。せっかくインターンを真面目に取り組んだとしても、急いで記入したことで、印象が悪くなってしまうのはもったいないですよね。最後まで良い印象を残せるように、気を抜かずに丁寧に書くようにしましょう。
インターン後のアンケートを書く時にこの構成を参考にすべき
感謝の気持ちを伝える
まずは、貴重な機会を与えてくれたことに対してお礼を簡潔に伝えましょう。
企業は時間とコストをかけてインターンを開催してくれています。お礼を伝えるのは社会人としての基本です。ただし、企業が知りたいのは感想がメインです。感謝の言葉が長くなりすぎないように注意しましょう。
インターンで学んだことや参加した感想
アンケートで一番重要な部分です。先ほど、回答のコツでお伝えした通り、インターンで学んだことや参加して良かった点などを具体的に書きましょう。ここでも長くなりすぎないように注意が必要です。簡潔に要点をまとめて伝わりやすい文章になるよう心がけましょう。インターン後のアンケートは当日その場で書かされる場合が多いので、エントリーシートのように時間をかけて、自分のペースで書けません。参加して学んだことなどは、スムーズに書けるようインターン参加中にメモをしておくといいでしょう。
今後の目標や展望
インターンを通して見つけた課題や学んだことを今後どのように活かせるかなど、今後の目標や展望について触れると、非常に好印象が残せるでしょう。
インターン後のアンケート回答例
例文①
本日のインターンシップでは、これまでの就活の意識を覆されました。セミナーで「どの業界に行きたいか、どの職に就きたいかではなく、どの会社なら入社後活躍できるか考えてください」というお話を伺ったからです。これまで私は内定をゴールに設定し、入社後のことは考えていませんでした。
お話してくださった〇〇さんには感謝の気持ちでいっぱいです。また、貴社の製品特性を活かすことを意識したワークでは、理念やビジョンを意識し、とても熱中することができました。同じグループのメンバーが協調性に優れていたため、とても話し合いがしやすい環境でワークを行うことができました。とても多くのことを学び、充実した1日となりました。ありがとうございました。
https://shukatsu-mirai.com/archives/66505
↑ここから引用
例文②
先日はお忙しい中、貴社のインターンシップに参加させていただきありがとうございました。
興味を抱いていた出版業界の中でトップのシェアを誇る貴社の編集部を志望しているため、非常に興味深く社員のみなさんの話を聞かせていただきました。
インターンシップを通して社員の方々の熱意や本への向き合い方など、ここでしか得られない貴重なお話を聞けて貴社で働きたいという気持が高まっています。とくに〇〇様が話されていた「本は人の人生を変える」という言葉に感銘を受け、私も人生を変えられる本づくりに携わりたいと考えています。
今回のインターンシップで私は、まだまだ出版業務に関する知識が不足していると気づきました。社会人生活に備え、今後はさらに出版業界と貴社に対する理解を深めていきたいと考えています。
↑ここから引用
まとめ
インターン後のアンケートについて解説していきましたが、いかがでしたか。アンケートだからと軽くみないで、最後まで気を抜かずに丁寧に書くことが大切です。企業側は学生の正直な意見を知りたがっています。そのため、アンケートでは当たり障りのない内容ではなく、自分の言葉で、正直に感じたことを書きましょう。そうすることで、企業側も参加した学生も有意義なインターンとなるでしょう。