【新卒】自己PRの書き方とポイントを紹介|例文あり
新卒で就活をおこなっている人に向けて、自己PRの書き方について例文を交えて紹介します。
エントリーシート(ES)や履歴書で自己PR欄の書き方がわからず、作成がなかなか進まないと感じる就活生は多くいます。
自己PRは書き方を押さえることでより容易に作成することが可能になります。
書き方だけでなく、強みやエピソードのアピール方法などについても解説しています。
目次
新卒で自己PRを考える前に準備したいこと
新卒の就活で自己PRを作成する前に必ずおこなってほしいのが自己分析・他己分析です。
日常生活のなかでも自己PRになることは多くあり、アピールの仕方や書き方を知ることで効果的なPRが可能だからです。
自己PRは特別なことを書く必要はありません。
「サークルやアルバイトで役職などがない」「資格や表彰された経験がない」「学生時代に特別なことをしていない」などで書くエピソードがなく、不安に感じる就活生は多くいます。
自己分析や他己分析をおこなうことで、特別な内容でなくてもオリジナリティがある自己PRを作成することが大切です。
新卒が自己PRの書き方で意識するべきポイント
学生時代の経験を自己PRに効果的に盛り込むために、押さえておきたいポイントについて紹介します。
- 最初に「私の強みは~~です」と結論を持ってくる
- 自己PR本文はわかりやすい論理展開にする
- 具体的なエピソードを用いる
- 客観的に見た成果を挙げる
- どのように仕事に活かしていくかを述べる
内容を問わず自己PRに必要な基礎知識なので、ぜひマスターして役立ててください。
最初に「私の強みは~~です」と結論を持ってくる
自分の長所・アピールしたい強みを最初に結論として伝えるようにしましょう。
ダラダラと長い文を続けるよりも、一言で結論を述べた方が相手に伝わりやすくなるからです。
一番伝えたい結論を述べ、続けて理由や裏付けを繋げていく形にすることで、よりシンプルな文面にすることができます。
自己PRでは結論から伝えることを徹底しましょう。
自己PR本文はわかりやすい論理展開にする
新卒で自己PRをするとき、伝えたいことが多すぎると相手が理解し辛い文面になってしまいます。
過程にばかりフォーカスしていて結論や結果が見えないという自己PRは避けるようにしましょう。
具体的なエピソードを用いる
自分の長所・強みを裏付ける具体的なエピソードを書くことで、自己PRの説得力が増します。
エントリーシート(ES)や履歴書などの書類には自己PRを書くスペースも限られており、文章構成を意識する必要があります。
そのときの状況を整理しながら伝えることで、より分かりやすく自分の長所・強みについてアピールすることができます。
また、長所・強みをどのようにして仕事につなげられるのかに関しても触れておくとイメージしやすくなります。
客観的に見た成果を挙げる
自己分析の結果が客観性に欠けていることは多くあります。
客観性の欠けた自己PRでは、面接で採用担当者によい印象を与えることができません。
どうしても自分を客観視できない場合は、「他己分析」で自分の周囲の人に意見を求める方法がおすすめです。
自分の長所や強みを客観視できる根拠が経験としてあるのであれば、それを活用すれば問題ありません。
他己分析をするときは、家族や友人、大学の講師・教授といった自分をよく知る人物にお願いしましょう。
どのように仕事に活かしていくかを述べる
自己PRに書いた長所・強みを、入社後どのように仕事に活かせるか話せるようにしましょう。
企業側は選考で「入社後に活躍できるのかどうか」を見ようとしているからです。
経験やエピソードから発展させて、具体的な業務内容に関連付けられるとより効果的です。
長所・強みを仕事にどう活かしていこうと考えているか、具体的に話せるようにしましょう。
新卒が自己PRの書き方で気をつけるべきこと
魅力的な自己PRを作成しても、エントリーシート(ES)や履歴書でうまくアピールすることができなければ採用担当者には伝わりません。
自己PRの書き方で気をつけるべきポイントを紹介します。
- エントリーシート(ES)・履歴書が手書きの場合は丁寧に
- 文章量・レイアウトを意識し簡潔に
- 履歴書と面接で自己PRが食い違わないように
- 面接の自己PRは1分間で言えるように
新卒の就活ではエントリーシート(ES)や履歴書を書くことが初めての就活生も多いです。
書き方の注意点をしっかり認識して、完璧なエントリーシート(ES)・履歴書を作成しましょう。
エントリーシート(ES)・履歴書が手書きの場合は丁寧に
文字のガタつきや傾きは丁寧に書いていないと判断され、印象を悪くしてしまいます。
たくさんのES・履歴書を読んでいる採用担当者にとって、読みづらいES・履歴書はそれだけで負担を増やしているからです。
履歴書やエントリーシート(ES)は手書きで記入する場合は、机など平らなところで行いましょう。
また、間違えた場合は修正液や修正テープなどは使わず、最初から書き直すようにしましょう。
文章量・レイアウトを意識し簡潔に
自己PRは欄の枠サイズにかかわらず、一目でわかりやすく記載することが大切です。
読みにくい自己PRは採用担当官に悪印象を与えてしまいます。
欄の8割以上は埋めることを意識するとともに、あまりに小さすぎる文字なども控えるようにしましょう。
下線を引くなどして見せたいポイントを強調すると、要点がわかりやすく内容も見やすくなるのでおすすめです。
履歴書と面接で自己PRが食い違わないように
履歴書に記入した自己PRと、面接の自己PRの内容が食い違わないようにしましょう。
採用担当者から無理矢理に作った自己PRだと思われてしまうからです。
面接前には提出した履歴書の内容をよく確認し、一貫性のある発言を心がけましょう。
就活中を通して考えが変わったときは、「履歴書(エントリーシート)では~~と記入しましたが、就活を通して〇〇という考えも持つようになりました」という形で付け加えていくと好印象です。
面接の自己PRは1分間で言えるように
自己PRを面接でおこなうときは、1分程度にまとめられるように練習を重ねておきましょう。
企業の採用担当者はエントリーシート(ES)・履歴書に目を通しており、自己PRについても把握している状態で面接に入るからです。
面接時点で自己PRは1分程度が好ましいとされるのは、5分や10分も自己PRに割くと二度手間になってしまうからです。
また、短時間に自分の言いたいこと、主張をロジカルに話せるトーク力も試されています。
限りある面接時間を有意義に使うためにも、自己PRを簡潔に話す力をみがいておきましょう。
【新卒向け】自己PRの書き方が学べる例文
これまで紹介してきたことを踏まえて、実際の例文を見てみましょう。
重要なのは、企業が求めている人材とマッチする自己PRを意識することです。
強調したい長所・強みごとに自己PRの例文を紹介します。
自分の自己PRの軸に合わせ、書き方の参考にしてください。
【新卒向け】リーダーシップが伝わる自己PR例文
- 全体を冷静に分析することができる
- グループで意見が対立したときに、打開案を打ち出せる
- 全体が円滑に作業できるようにサポートができる
以上のような特徴がある就活生は、自己PRでリーダーシップをアピールするとよいです。
リーダーシップは就活で重要視される要素のひとつです。
「自己PRといえばリーダーシップ」という言葉をよく耳にすることがあるかもしれません。
その一方で、「多くの人をまとめる」「方向性を示す」など、人によって解釈の違う言葉です。
リーダーシップを自己PRで用いる際は、その企業が求めているリーダーシップとは具体的に何なのかを明確に定義する必要があります。
自分はどのように企業に貢献できるのかを言語化できるようにしておきましょう。
リーダーシップをアピールできる自己PRの例文を紹介します。
私の強みは、リーダーシップがあるところです。
大学1年の時に、簿記2級の資格を取得した経験を活かし、スーパーのレジ締め作業などの経理のアルバイトをしていました。アルバイトながら、正社員の仕事のサポートとして売上の管理も行っていた経験があります。全体の売上のみのデータしか取っていなかったものを、食料品・衣料品などの分類ごとに分けて取るようにしたところ、ロスや売上の伸びが悪い売り場の把握ができるようになり、仕入れの調整も行いやすくなりました。その結果全体売上も前年度から5%アップするに至りました。この経験を活かし、経理面から御社のロスや仕入れ状況の把握を売上の向上に繋げて、活躍していきたいと考えております。
関連記事:自己PRでリーダーシップをアピールするポイント|言い換え・例文あり
【新卒向け】責任感が伝わる自己PR例文
- 最後まで諦めずにやり遂げられる
- 任されたこと以上の結果を出せる
- 発言した内容を実行に移せる
以上のような特徴がある就活生は、自己PRで責任感をアピールするとよいです。
他人から信頼され仕事を任せてもらえるために、「責任感がある」ことは大切な能力です。
企業が社会的に信頼を得るためには、社員自身が信頼をされるような「責任感がある」人であることが重要なポイントになるからです。
責任感があり、まじめにコツコツと仕事ができる社員のいる企業は印象がよいです。
あなたがどういった責任感を持っているのか、自分の言葉で説明できるようにしましょう。
責任感をアピールできる自己PRの例文を紹介します。
私には、最後まで責任感を持って取り組める長所があります。
高校生の頃、吹奏楽部で部長を任されていました。それまで人を纏める役割を全く経験したことがなく、着任して最初のコンクールでは、部内を上手くまとめられずに地区予選で敗退してしまいました。これではいけない、と感じ、個人練習・パート練習・全体練習の時間をきっちりと時間配分をして区切り、ダラダラと続かない練習スタイルに切り替えることにしました。
その結果、3年の最後のコンクールでは県大会で最優秀賞を獲得することができました。この経験を活かし、目標達成へ向けて最後まで諦めずに取り組み、営業企画のさらなるブラッシュアップの面で、お役に立てると考えております。
関連記事:【例文多数】自己PRで責任感を効果的にアピールするコツと方法
【新卒向け】継続力が伝わる自己PR例文
- 人が嫌がる仕事でも率先して行える
- 目標達成のためにさまざまな角度から考察し、行動できる
- 問題解決のための糸口を誰よりも早く見つけられます
以上のような特徴がある就活生は、自己PRで継続力をアピールするとよいです。
目標を達成するために必要な行動を継続できる「継続力」は、自己PRとして有効な要素です。
継続力がないと、新しいことや、別のことに飛びついてしまい、目標としていた結果が得られないという事態に陥ってしまうからです。
目標を設定し、目標を達成するために決めたことを継続することは、誰にでもできることではありません。
継続力のある人へは安心して仕事を任せやすく、最後まで成し遂げてくれるであろうという期待が持てます。
継続力をアピールできる自己PRの例文を紹介します。
私の長所は、ミスなくコツコツと仕事を続けられる、継続力があるところです。
大学で所属していたテニスサークルでは、年に3~4回程度飲食店に20名以上でお世話になることがありました。私は毎回幹事の補佐として、集金やお釣りを管理する役割を任されていました。私の前任者は何度か計算が合わない、など問題が発生したこともありましたが、私は大学2年の頃から3年間続けてきて、1度も過不足が発生したことがありません。
この経験から、御社の経理の仕事において、ミスなく継続的な仕事を続けることができると考えております。
まとめ:新卒は自己PRの書き方を学び、完成度を上げよう
新卒の自己PRでは、実務経験がないなかでいかに学生時代の経験からアピールができるかというポイントが重視されます。
自己PRで使用するエピソードは身近な体験から探せば問題ありません。
練習を重ね、自分の最適なアピール方法や書き方を見つけることで、自己PRの完成度を上げていきましょう。
一人ですべてを仕上げるには限界があるので、本当に魅力的な文章を書くためにも、第三者の力を借りることが大切です。
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