OB訪問の時期はいつが適切?3年生の3月からだと遅いって噂は本当?
就活を控えたほとんどの大学生が耳にするOB訪問。周りの人や卒業した先輩のなかには、OB訪問を勧める方もいると思います。しかし難しいのは、OB訪問の時期です。いつからOB訪問をすればいいのかが明確になっていないからこそ、いつ始めればいいのかわかりませんよね。そこで今回は、OB訪問の時期はいつが適切かについて説明します。
目次
OB訪問の時期はいつがいいの?
OB訪問を始める時期に明確な決まりはありません。しかし、大学生がもっとも就活を始めるのが多いのが、経団連が定めた就活の時期ではないでしょうか。経団連の企業は、経団連の方針に従う必要があります。経団連が定めた就活の日程では、2020年は6月に本選考が開始されます。そのため、その前までにOB訪問は済ませておく必要があります。
また外資系企業やIT企業は選考日程が早く、3年生の3月には多くの企業の選考が終わっていることも。そのため、さらに早い時期にOB訪問をする必要があります。エントリーシートには、基本的に志望した理由や自分の長所を記入する欄があります。
それぞれの業界、企業によって求められる人材は違うので、エントリーシートを記入する前までに、その業界のOB訪問を済ましておきましょう。
遅くとも3年生の3月にはOB訪問をしておこう
企業によってOB訪問の適切な時期は異なりますが、遅くとも3年生の3月にはOB訪問をしておくべきです。就活を始めると、膨大な量の情報が入ってきます。そのため自分の就活の軸を持っていなければ、さまざまな企業が良く写ってしまい、膨大なエントリーシートを出してしまうことも。OB訪問をすることで就活の軸が必ず明確になるわけではありませんが、OB訪問をしないよりもプラスに働く可能性は高いと言えます。そのため、OB訪問はできる限りしましょう。また応募する企業にもよりますが、経団連の就活のスケジュールに合わせたとしても、3年生の3月にはOB訪問をしておきましょう。
OB訪問をするメリット
できるだけOB訪問はしたほうが良いという話は聞きますが、なんとなく納得できない学生や、正直手間がかかって面倒くさいと感じている学生もいるのではないでしょうか。そこでここでは、OB訪問をするメリットを紹介します。
業界、企業の就活内容を把握できる
OB訪問をするということは、就活で内定をもらった人に話を聞きにいくということです。そのためエントリーシートの書き方はもちろんのこと、面接でなにを聞かれるのか、面接はどのように対策したらいいのかなど、就活にかかわることは一通り相談することができます。同級生同士で相談し合うことも悪くはありませんが、一番早いのは「すでに内定を獲得した人」に、どのように就活をしたのかを聞くことです。
将来のことを相談することができる
大学生のなかには、30年後どうなりたいかを明確にできている人はなかなかいません。しかし、相談したOBが50歳であるなら、自分の30年後のモデルにすることができます。また、社会人を長年経験した人でないとわからないこともなかにはあります。将来に不安を抱えている学生にとって、客観的に自分を評価してくれる相談役にOBがなってくれるかもしれません。
その他のOBを紹介してもらうことができる
OB訪問は一人だけ会えば終わりではなく、複数人に会うことをおすすめします。一人のOBのいうことだけを真に受けて就活をしてしまうと、最悪間違った認識のまま就活を始めてしまうことになります。そのためOBの発言が正しいことを証明するためにも、他のOBに会う必要があるのです。ただし、何人ものOBに会うのは簡単ではありません。ただしなかには、他のOBを繋いでくれるOBもいます。自分一人の力では難しい部分は、OBに協力してもらうことで、さらに自分が望む就活を行うことができます。
まとめ
OB訪問の必要性はなんとなくわかっていても、明確な時期がないために、気がついたら就活が始まっているという学生もいるのではないでしょうか。しかし、OB訪問は就活を有利にするために、できるかぎり行うべきです。まずは自分の希望する企業や業界を決めて、いつまでにOB訪問をしなければいけないのかを明確にしましょう。