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就活コラム
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農林中央金庫に就職したい方必見!就職難易度について、採用倍率からよくある質問内容まで解説!

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農林中央金庫は、JA(農協)、JF(漁協)、JForest(森組)などの農林水産業者の協同組織により設立された金融機関です。

本記事では、農林中央金庫の会社概要から、採用倍率・選考フロー・面接の質問内容等について解説します。

農林中央金庫への就職を検討されいている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 新卒の採用倍率
  2. ESの通過率
  3. 応募職種と応募要項
  4. 選考フロー
  5. 面接での質問内容
  6. どんな人が受かる?
  7. 学歴は関係あるのか?(採用大学の分布)
  8. 選考突破のポイント
  9. 展開している事業は?
  10. 直近の決算情報は?(上場の有無、売上・利益、従業員数)
  11. 企業の歴史
  12. 企業出身の有名人
  13. 転職先
  14. 新卒の初任給と福利厚生
  15. 年次ごとの平均年収の変化
  16. ボーナスと退職金
  17. 離職率と離職理由
  18. キャリアパス
  19. 評価
  20. 最近のニュース
  21. エントリー開始はいつ?
  22. 通年採用している
  23. インターンやOB訪問は?
  24. 企業に似たおすすめの企業は

新卒の採用倍率

農林中央金庫の採用倍率は12.3倍です。(2024年5月22日時点)

参考:就活会議

 

 

ESの通過率

エントリーシートの通過率はおよそ2倍程度です。

3月中旬に1次締め切りとなっており、その後3月下旬と4月という形で複数回実施されております。

参照:【25卒】農林中央金庫のES通過率やWEBテストのボーダーライン!面接倍率も内定者が暴露 – 就活の名人

応募職種と応募要項

募集職種は総合職、支店総合職、ビジネスエキスパート職の3つです。

・総合職

企画立案、折衝判断、総括管理等を担う職種です。

※国内外を問わず転居を伴う転勤があります。

・支店総合職

国内支店において、フロントからミドル、バックまで幅広い業務を行います。

・ビジネスエキスパート職

食農、リテール、投資、コーポレート4つのフィールドにおいてバックオフィス業務を経験し、将来的に、企画立案、折衝、総括業務等を担う可能性もあります。※原則、転勤はありません。

いずれも勤務時間は8:50~17:10の勤務になります。

参照:農林中央金庫の採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ202

選考フロー

下記のような流れとなります。

ES提出→面接複数回→グループディスカッション→面接複数回→内々定

参照:農林中央金庫|24年卒 総合職の選考ステップ|就活サイト【ONE CAREER】

面接での質問内容

・自己PR

・志望動機(知ったきっかけ、就活軸、見ている他業界)

・就活状況と志望順位

・入庫後にやってみたいこと(数十年後のビジョン)

これらの深堀りがあるようです。

参照:農林中央金庫|24年卒 総合職の人事部長面接(最終面接) の選考体験談|就活サイト【ONE CAREER】

どんな人が受かる?

下記3つの人材が求められています。

①農家、酪農家の顧客と信頼関係を構築することができる人材

②顧客の資金面だけでなく経営面のニーズや課題を引き出し、主体的に提案を行い、解決まで導くことのできる人材

③行政や地域の系統組織など価値観や立場の異なるメンバーと、担当企業の課題を解決するために協力して成果をあげることができる人材

これら①〜③の能力があることを学生時代の経験から説明することが求められます。

参照:農林中央金庫|求める人材と内定者ES | 就職活動支援サイトunistyle

学歴は関係あるのか?(採用大学の分布)

25卒のマイナビの情報ですと下記のように幅広く採用を行っているようです。

<大学院>

大阪大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、名古屋大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、明治学院大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学

<大学>

ノートルダム清心女子大学、一橋大学、茨城大学、横浜国立大学、横浜市立大学、岡山大学、学習院大学、関西学院大学、京都女子大学、京都大学、金沢大学、九州大学、熊本学園大学、熊本県立大学、熊本大学、慶應義塾大学、山形大学、共立女子大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、新潟県立大学、新潟大学、神戸大学、成蹊大学、成城大学、聖心女子大学、早稲田大学、大妻女子大学、大阪大学、筑波大学、中央大学、東京工業大学、東京女子大学、東京大学、東京理科大学、東北学院大学、東北大学、同志社大学、日本女子大学、武蔵大学、福島大学、法政大学、北海学園大学、北海道大学、名古屋大学、明治学院大学、明治大学、立教大学、立命館大学

参照:農林中央金庫の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025

選考突破のポイント

22卒の内定者によれば、説明会で「協調性を最重要視している。協調性のない人は採らない」と明言されたそうです。

24卒の内定者は学生時代に力を入れたことに関して、他者との協働やチームメンバーとの関係性について深掘りされており、またある面接では「年次問わず様々な関係者を巻き込んだこと」について話すよう求められています。

したがって、以下のような視点から学生時代に力を入れたことの整理を行うと良いでしょう。

・課題解決過程の明確化

「課題」「背景・原因」「施策」「結果」を明記

・他者との協働過程・信頼構築過程の整理

「チームでの役割」「チーム内での人間関係の苦労(メンバーの反発など)」「乗り越え過程(メンバーの声、議論、率先して規範を示すなど)」「成果」を整理

参照:農林中央金庫|24年卒 総合職の合格の秘訣

展開している事業は?

農林中央金庫は様々な価値を提供し続けています。

・食農バリューチェーンをささえ、つなぎ、ひろげる「食農ビジネス」、

・JAバンク・JFマリンバンクの一員として多様な金融機能を提供する「リテールビジネス」

・国際分散投資による高度な運用で安定した収益を還元する「投資ビジネス」

この3つの事業を展開しています。

参照:コーポレート:農林中央金庫

直近の決算情報は?(上場の有無、売上・利益、従業員数)

公開されている(2024年5月23日時点の決算内容)として

・資本金:4兆401億円

・従業員数:3,415名

・総資産額:99兆8,048億円

・経常収益:3兆180億円

・経常利益:1342億円

となっています。

参照:2024 年 3 月期 決算概況について

   組織概要:農林中央金庫

企業の歴史

企業の歴史は下記の通りで長い歴史を持つ企業だということが分かります。

1923年

産業組合中央金庫として設立

1959年

政府出資の消却完了(全額民間出資となる)

1973年

創立50周年を迎え、金庫法大幅改正(外国為替業務の新設等)

1986年

金庫法一部改正(完全民間法人化、業務拡大等)

1990年

シンガポール駐在員事務所開設

1993年

農中投信(96年農中投信投資顧問、00年農林中金全共連アセットマネジメント)設立

1994年

農協系統信用システム共同運営(JASTEM)設立

1995年

農中信託銀行設立

1996年

農林中金と信農連との合併等に関する法律(統合法)成立

1998年

香港、北京両駐在員事務所開設

2000年

貯金保険法・統合法の一部改正に関する法律公布(セーフティーネットの拡充等)

2001年

金庫法全部改正(経営管理委員会の設置等)

再編強化法改正(統合法の名称変更、基本方針の策定・指導業務等)

水産基本法、森林・林業基本法公布

2002年

JAバンクシステムスタート

2005年

宮城県信農連との最終統合

普通出資2,257億円増資

2006年

岡山県・長崎県信農連との最終統合

FHC(Financial Holding Company)資格取得

JA貯金80兆円を突破

後配出資の143億円増資、190億円増資

2007年

秋田県信農連との最終統合

後配出資の159億円増資

2008年

栃木県・山形県・富山県信農連との最終統合

後配出資の129億円増資、5,032億円増資

2009年

熊本県信農連との最終統合

総額1兆9,000億円規模の増資

2010年

福島県信農連との最終統合

成長基盤強化資金ファンド(1,000億円)創設

成長基盤サポートファンド(6,000億円)創設

2011年

復興支援プログラムの創設

2012年

青森県信農連との最終統合

2014年

群馬県信農連との最終統合

2015年

千葉県信農連との最終統合

2016年

本部制導入

農林中金ビジネスアシスト設立

2017年

執行役員制度導入

Norinchukin Australia Pty Limited設立

JAカード設立

参照:農林中央金庫の新卒採用・会社概要 | マイナビ2025

企業出身の有名人

農林中央金庫出身有名人は記載がありませんでした。

転職先

主に広告営業・コンサルティングや戦略コンサルタントなどが多いようです。

下記が代表例となります。

例)PwCコンサルティング、三井物産、東急不動産、野村総合研究所等

参考:農林中央金庫の転職・中途採用情報

 

新卒の初任給と福利厚生

リクナビ25卒の情報ですと下記の通りとなります。

■総合職(オープンコース)

大卒)月給:255,000円

大学院卒)月給:280,000円

■支店総合職、ビジネスエキスパート職

大卒、大学院卒)220,000円

■手当

職位手当、時間外手当、通勤費全額支給等

■福利厚生

社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))

福利厚生:雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険など、各種保険完備

参照:農林中央金庫の採用情報(初任給/従業員/福利厚生)|リクナビ2025

年次ごとの平均年収の変化

25歳~29歳:平均542万円、最高年収800万円

30歳~34歳:平均863万円、最高年収1,200万円

35歳~39歳:平均945万円、最高年収1,350万円

 

営業系:平均898万円

企画・事務・管理系:平均746万円

専門職系:平均796万円

※2024年5月22日時点の情報です

参照:農林中央金庫の年収・給与|ライトハウス

ボーナスと退職金

農林中央金庫において賞与は年に2回、基本給の5-6か月分支給されます。

退職金額に関しては不明です。

参照:農林中央金庫の年収は平均900万円超!役職別給与・偏差値も解説

離職率と離職理由

2022年の離職率は2%でした。

退職理由では、OPENWORKの情報ですと下記のようなものがありました。

スペシャリストを目指したくなったためより専門的な会社を目指した。

・ジョブローテーションによる、専門的な知識の開発が難しいため

 

参考:ESGデータ:農林中央金庫

農林中央金庫の「退職検討理由」 OpenWork

キャリアパス

様々な部門への異動やチャレンジが可能となっております。

事例①

・1年目:国際金融部(スワップ事務、海外向け貸出等)

・7年目:企画管理部(財務部門)

・12年目:営業統括部(部店計数管理、シンジケートローンの組成)

・13年目:営業第三部(シンジケートローンの組成、債権流動化・ストラクチャー商品投資)

・15年目:リスク評価部(ファンド投資の審査)

・18年目:人事部(採用)

・23年目:審査部(クレジット審査)

・25年目~:プロジェクトファイナンス部(国内外のプロジェクトファイナンス投資の期中管理業務)

 

事例②

・1年目:富山支店(窓口事務・北陸4県森林組合系統のサポート業務)

・4年目:JAバンク経営指導部(指導業務総括)

・6年目:JAバンク統括部(部門総括)

・7年目~:関東業務部(千葉県内マリンバンクのサポート業務・神奈川県内漁業者への融資業務)

参照:【農林中央金庫 キャリアセミナー】農林水産業を支える金融機関で働く、職員たちのパネルトーク | ビズリーチ・キャンパス

評価

農林中央金庫は福利厚生や待遇面としては非常に評判が良いです。所轄ノルマの営業などもなく、年収面としても比較的に高い印象です。また休みや福利厚生も充実しているので、非常に働きやすい環境です。

実務上はルーティンワークが多いものの、会社として新しい意見を受け入れようという姿勢はあるため若手から積極的にアイデアを出すことができる環境は整っているという意見もありました。

参照:農林中央金庫 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork

最近のニュース

■JA全農ミートフーズ株式会社とのPPA締結について 

JA三井リース株式会社の戦略事業子会社JA三井エ ナジーソリューションズ株式会社、農林中央金庫及び株式会社アイ・グリッド・ソリューションズの子会社である株式会社VPP Japanが共同で出資するサーキュラーグリーンエナジー合同会社は、JA全農ミートフーズ株式会社(代表取締役社長 中村哲也、以 下「ZMF」)とPPA※を締結し、ZMF高崎ハム工場の屋根に自家消費型太陽光発電設備を設置することについて合意しております。

※Power Purchase Agreement(電力販売契約)の略称

参照:JA全農ミートフーズ株式会社とのPPA締結について

エントリー開始はいつ?

エントリー開始は、25年卒実績では2024年3月開始となっております。

参照:農林中央金庫(The Norinchukin Bank) 新卒採用サイト

通年採用している

通年で採用活動を行っており、ご応募は常に受け付けております。

参照:よくある質問 | 採用情報 | 農林中金総合研究所

インターンやOB訪問は?

オンライン5days/品川研修所1dayの計6日間のインターンシップが下記の日程で開催予定です。

オンラインA日程 8/21~8/25

オンラインB日程 8/27~9/1

品川研修所 9/11~9/13の1日程

その他、2dayインターンシップが11月に、事業部や職種ごとのインターンシップが12月〜1月で開催予定です。

参照:農林中央金庫(The Norinchukin Bank)インターンシップ情報

企業に似たおすすめの企業は

似ている企業として、競合である全国農業組合連合会(全農)が挙げられます。

参考:農林中央金庫の企業研究

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