パナソニックに就職したい方必見!就職難易度について、採用倍率からよくある質問内容まで解説
パナソニックは、家電や空調設備、食品流通、電気設備・デバイス等の開発・製造・販売を行っている会社です。
本記事では、パナソニックの会社概要から、採用倍率・選考フロー・面接の質問内容等について解説します。
パナソニックへの就職を検討されている方は、是非参考にしてみてください
目次
新卒の採用倍率
パナソニックの採用倍率は、リクナビ等のナビサイトから割り出して計算をすると、事務系が約50倍、技術系が約20倍、クリエイティブ系も約20倍と予想されます。(2024年1月3日時点)
引用元:【就職難易度は?】パナソニック(Panasonic)の採用大学ランキング|学歴フィルター,倍率,選考フローも | 就活の教科書
ESの通過率
ESの通過率は6〜7割程度の通過率になるのではないかと推測されます。
引用元:【25卒】パナソニックのES通過率とSPIボーダーまとめ!面接通過率も – 就活の名人マガジン
募集職種と募集要項
技術系、事務系、クリエイティブ系と3つの募集職種に分かれています。
具体的な職種や仕事内容、役割等は入社後確定となります。
各職種で配属可能性のある主な業務を下記に記載します。
■事務系
営業・マーケティング、経理、人事、法務、知的財産、調達、ロジスティクス、生産管理、カスタマーサービス 等
■技術系
研究開発、設計開発、生産技術、SE/技術営業、知的財産、情報システム、調達、品質 等
■クリエイティブ系
デジタルマーケティング、プロダクトデザイン、デザインコンサルティング、UIデザイン、UXデザイン、広告クリエイティブ
それぞれ、募集要項としては全学部、全学科募集しています。
引用元:新卒採用 募集要項
選考フロー
ES提出→書類選考→適性検査→面接(複数回)→内々定
技術系と事務系で通年採用を実施していますが、2024年1月現在では25卒の採用は終了しているようです。
クリエイティブ系の採用は、状況に応じて都度募集があり、2024年1月現在では応募受付を終了している状況です。
面接での質問内容
自己PRや長所短所、人生で一番つらかったこと、キャリアビジョン等の
下記のような一般的な質問内容に加え、思考力や日常的な情報収集能力が問われる質問も増えております。
【一般的な質問】
・自己PR
・長所短所
・人生で一番つらかったこと
・キャリアビジョン
・志望動機
・他社選考状況
・就職活動の軸
・職種選定理由
【思考力や日常的な情報収集能力等が問われる質問】
・5年後、10年後、この業界はどうなると思いますか
・最近気になるニュース
・自分を表す「モノ」(持参)は?それを使って自己PR
・パナソニックのブランドを広めていくにはどうすればいいと思うか
・学生時代を色で表すと何色?
【その他質問】
・ストレス解決方法
・入社後やりたいこと
・興味ある製品・地域
・友達からどんな風に呼ばれているか
・今まで人とぶつかった経験
・最近一番感動したこと
・ゼミについて 等
どんな人が受かる?
上記の質問内容から、一般的な自己分析をしっかりと準備できている点に加え、企業研究をしっかりされている方が受かりやすい傾向にあると推測されます。
会社についての情報収集をしていて、志望動機に説得力がある方は想定される質問にも回答しやすくなるため、なぜパナソニックで働きたいのか、パナソニックでどうしたいのかを明確に話せるようにしましょう。
学歴は関係あるのか?(採用大学の分布)
採用実績を見てみると、偏差値の高い大学が多く見受けられる印象です。
特に、関西方面の大学からも積極的に採用しているような傾向があります。
引用元:【Panasonicの就職難易度】採用大学や学歴フィルター、選考のポイントを解説! | ハイキャリ就活
選考突破のポイント
適性検査と面接での対応がポイントです。
適性検査は、自宅受験のSPI試験で、内容は「言語」「非言語」「性格」で、所要時間は1時間30分程度です。
しっかりSPIの対策はしていきたいですね。
また、面接では「リーダーとしての経験」と「関係者の意見をどのように調整したのか」を問われる傾向があるようです。また、競合他社と比較してパナソニックであるべき明確な志望理由を求めていると考えられます。
ここでは事前にHPでパナソニックの特徴を調べ、自身の就職活動の軸や過去の経験と紐づけて志望動機を伝えられると好印象を持たせられる可能性は高くなるかと思います。
引用元:【パナソニック:3分対策】事業の理念を踏まえた明確な志望理由を示そう!内定に向けた選考対策ポイント|就活サイト【ONE CAREER】
展開している事業は?
展開している事業としては、
家電・空質空調・食品流通・電気設備・デバイス等の開発・製造・販売
上記7つが主な事業内容となります。
引用元:https://www.panasonic.com/jp/about/corporate-profile/overview.html
直近の決算情報は?(上場の有無、売上・利益、従業員数
パナソニックは上場していて、2022年度連結売上高は、8兆3,789億円でした。
また、税引前利益は、3,164億円、親会社の所有者に帰属する当期純利益は、2,655億円となりました。
そして、従業員数は約94,000人です。
引用元:事業報告|パナソニックホールディングス株式会社 スマート招集
会社概要 | Panasonic
企業の歴史
事業を通じて「社会生活の改善と向上」と「世界文化の進展」に寄与することに取り組んでいます。
1918(大正7)年の創業、その後、「産業人としての真の使命」を自覚し、その遂行とともに、幾多の困難を乗り越えてきたパナソニック。
1894-1918年(明治27-大正7年) 創業まで
1918年(大正7年) 松下電気器具製作所を創立
1920年(大正9年) 「歩一会」を結成
1922年(大正11年) 第1次本店・工場を建設
1923年(大正12年) 砲弾型ランプを考案、発売
1927年(昭和2年) 角型ランプを考案、発売
スーパーアイロンを発売
社内外向け機関誌を創刊
1929年(昭和4年) 綱領・信条を制定
1931年(昭和6年) 盛大に初荷を実施
ラジオの自社生産を開始
1932年(昭和7年) 第1回創業記念式を挙行
1933年(昭和8年) 門真に本店・工場を建設
事業部制を実施
モートルの開発、生産を開始
1934年(昭和9年) 店員養成所を開所
1935年(昭和10年) 共存共栄の理念に基づいて
松下電器貿易を設立
基本内規を制定
1939年(昭和14年) テレビの公開実験に成功
1941年(昭和16年) 戦時中も優良品生産に努力
1945年(昭和20年) 民需生産の再開を決意
1946年(昭和21年) 戦後の苦難期を迎える
1951年(昭和26年) 社長、初のアメリカ視察に出発
1952年(昭和27年) フィリップス社と技術提携
1951-54年(昭和26-29年) 販売会社、月販会社を設立
1953年(昭和28年) 中央研究所を建設
1956年(昭和31年) 「5ヵ年計画」を発表
家庭電化時代が開幕
新鋭工場を次々と建設
1959年(昭和34年) アメリカ松下電器を設立
1961年(昭和36年) 海外生産を積極的に推進
松下幸之助会長、松下正治社長体制
1960-65年(昭和35-40年) 特機営業、機器営業を強化
1963年(昭和38年) サービス本部を設置
1964年(昭和39年) 熱海会談を開催
1965年(昭和40年) 新販売制度を実施
週5日制を実施
1966年(昭和41年) 高度成長期を迎える
1968年(昭和43年) 創業50周年を祝う
1969年(昭和44年) 「松下電器技術展」を開催
1970年(昭和45年) 万博に松下館を出展
消費者問題に直面
1971年(昭和46年) NY証券取引所に株式を上場
1973年(昭和48年) 松下幸之助会長が相談役に
1977年(昭和52年) 松下正治会長、山下社長体制へ
VHS方式のビデオを発売
1983年(昭和58年) 「ACTION-61」を推進
1986年(昭和61年) 谷井副社長が社長に就任
1987年(昭和62年) 北京・松下彩色顕象管有限公司(BMCC)を設立
1988年(昭和63年) 松下電器貿易と合併
1989年(平成元年) 松下幸之助創業者が逝去
1990年(平成2年) MCA社を100%子会社に
1991年(平成3年) 環境管理基本方針(松下環境憲章)を制定
1992年(平成4年) 情報通信システムセンターが開所
1993年(平成5年) 森下社長のもとに新たな出発
フィリップス社との合弁を解消
1995年(平成7年) MCA社株の80%をシーグラム社に譲渡
1996年(平成8年) 業界初、重さ100gを切ったデジタル携帯電話を発売
1997年(平成9年) 社内分社制を導入
1998年(平成10年) 創業80周年を迎える
デジタルテレビを米国で発売
2000年(平成12年) 中村邦夫※1社長就任
タイム・カプセルを30年ぶりに開封
2001年(平成13年) 国内家電営業・流通体制を改革
2003年(平成15年) 事業ドメイン別のグループ新体制がスタート
グローバルブランドを「Panasonic」に
2004年(平成16年) 松下電工との包括的協業へ
「松下幸之助創業の地」記念碑を建立
2005年(平成17年) プラズマディスプレイパネルの尼崎工場が稼働
2006年(平成18年) 大坪社長が就任
2007年(平成19年) 「エコアイディア宣言」を表明
2008年(平成20年) パナソニック(株)に社名を変更、あわせてブランドを全世界でPanasonicに統一
2009年(平成21年) 三洋電機(株)を子会社化
2011年(平成23年) パナソニック電工と三洋電機を完全子会社化
2012年(平成24年) 津賀社長が就任
2013年(平成25年) 「2013 International CES」で津賀社長がキーノートスピーチ
「A Better Life, A Better World」を掲げ、事業部基軸の4カンパニー制がスタート
2014年(平成26年) オーディオ専用の事業ブランド「Technics」を復活
「Fujisawa サスティナブル・スマートタウン」がグランドオープン
2016年(平成28年) 新たな事業成長に向けた足場固めに着手
2018年(平成30年) 創業100周年を迎える
企業出身の有名人
有名な方として、パナソニックの生みの親、松下幸之助さんが挙げられます。
引用元:松下幸之助の生涯 – パナソニックグループの歴史
転職先
ソニー、NEC、富士通、アイリスオーヤマなどの大手企業に転職する方が多いようです。
引用元:【パナソニックを辞めたい方必見】将来性ない?スムーズに転職先を見つけるコツ
新卒の初任給と福利厚生
パナソニック株式会社の初任給は修士了で月給 265,000円、学部卒で月給 241,000円です。
会社の制度は持株制度、財形貯蓄制度、企業年金制度、カフェテリアプラン(選択型福利厚生制度)、社内製品従業員購入制度などがありかなり充実した制度があります。
【施設】独身寮、社宅・住宅費補助、保養施設、医療施設 等
引用元:新卒採用 募集要項
年次ごとの平均年収の変化
25~29歳の平均給与は488万円、30代は前半から後半にかけて平均716万円から平均785万円と年収は順次上がっていきます。
40代からは平均855万円から平均843万円と少し年収が下がりますが、50代では平均1079万円から平均936万円と高水準が保たれます。60歳以上は平均1123万円となってます。
引用元:パナソニックの平均年収は758万!気になる残業代や賞与も紹介! | すべらない転職
ボーナスと退職金
賞与は年2回支給されます。年次や役職によりますが、年間300万円の方もいます。
退職金制度も導入しております。
引用元:パナソニックの平均年収は758万!気になる残業代や賞与も紹介! | すべらない転職
離職率と離職理由
パナソニックの離職率は公式では公開されておりません。
キャリアパス
2006年新卒入社の方の10年間のキャリアを下記でまとめます。
1年目:半年間にわたる教育プログラムで、1ヶ月間中国の工場で製造実習を経験した後、モーター開発の研究所に配属される。
2年目:上司や先輩から設計や仕事の進め方について熱血指導を受ける。
3年目:小型モータの次世代モデル開発を担当し、鳥取県、米子拠点に頻繁に出張を行う。現地メンバーと開発を進める。
4年目:中堅技術者研修に参加。別の部署の開発メンバーとともに国内拠点を巡り、幅広い製品・技術に触れ、刺激を受ける。
5年目:次世代家電製品を開発する全社プロジェクトに参画する。
6年目:研究所から、より商品に近い開発部署に異動。
7年目:レアアースの世界的な価格高騰を受け、安価な材料で高性能なモータを開発を行う。
8年目:モーター開発を継続的に行う。従来性能を向上させ、材料費を30%低減させることに成功。このモーターが会社の業績を支えることになる。
9年目:FA用モータ担当として中国工場に数週間出張し、試作・製造など幅広く関わる。
10年目:自動車用の商品開発部署に異動し、HV自動車の電池を冷やすファン開発の担当する。
引用元:新卒入社とキャリア入社のキャリアパス – キャリアパス – 採用情報 – パナソニック インダストリー – Panasonic
評判
openworkによると
法令遵守の意識はかなり高く、総合評価ランキングでは業界9位の評価になっています。(2024年1月22日時点)
口コミ数も12563件(2024年1月22日時点)と多いため信頼できる数値となっています。
引用元:パナソニック 「社員クチコミ」 就職・転職の採用企業リサーチ OpenWork
最近のニュース
パナソニック ホールディングス株式会社は、2023年度第2四半期の決算概要を発表しております。(2023/10/30(月)配信記事)
第2四半期の決算では前年並みではありますが、家電の市況悪化等により売上高年間見通しを下方修正しております。
引用元:パナソニック、23年度2Q決算は前年並みも家電の市況悪化等により売上高年間見通しを下方修正(PHILE WEB) – Yahoo!ニュース
エントリー開始はいつ?
年採用の為、エントリー時期は定められていません。
引用元:選考プロセス|パナソニックグループ 採用情報
通年採用している?
通年採用しています。
引用元:選考プロセス|パナソニックグループ 採用情報
インターンやOB訪問は?
企業内へのOB訪問はできませんが、大学によってはリクルーターをご紹介することは可能です。
ご自身が働くイメージをお持ちいただくために、OB訪問や説明会等で社員に話を聞かれてみることをおすすめします。
引用元:新卒採用 よくあるご質問
企業に似たおすすめの企業は?
似た企業に日立製作所、ソニーグループがあります。
パナソニック(株)内定者インタビュー
弊社が運営するYouTubeチャンネル「内定チャンネル」では、パナソニックの内定者にインタビューを行い、同社の面接対策について詳しくお話いただいております。ぜひこちらの動画もご覧いただき、今後の就職活動にお役立てください。