新卒で事務職への正社員就職は難しい?人気の理由や探し方も
新卒で事務職に正社員で就職するのは難しいのでしょうか。
今回は、事務職が人気の理由や事務職の種類について解説します。
事務職に求められるスキルや、新卒採用のある事務職の探し方にも注目です。
目次
新卒における事務職とは?
事務職とは、総合職のサポートがメインの職種です。
一般事務職やサポート職と呼ばれることもあり、事務作業がメインになります。
総合職ほど仕事の業務内容は多岐にはわたらず、 基本的に転勤や異動はありません。
総合職との違い
総合職は仕事の職務内容が多く、社内の中心的な業務をおこないます。
転勤や異動があるところも多く、事務職より給与も高くなりやすいです。
キャリアアップしやすいのも総合職です。
新卒で事務職に就職するのはもったいない?
新卒で事務職や一般事務に就職するのはもったいないのでしょうか。
事務職のメリット・デメリットをみてみましょう。
事務職のデメリット
- 給料が総合職と比べて少ない
- 昇格や昇給のチャンスが少ない
- 仕事が将来AIに置き換わる可能性がある
給料が少ない点や昇格・昇給のチャンスが少ない点から、お金をできるだけ稼ぎたい、将来バリバリ働きたい、と考える方には新卒で就職するにはもったいない職種です。
事務職から総合職にキャリアチェンジできる企業もあるため、将来のキャリアに迷っている新卒の学生はチェックしておくことをおすすめします。
事務職のメリット
- 転勤、異動が少ない
- 残業が少ない
- 育休や産休が取りやすい
- 子育てと両立しやすい
- 休みが決まっている
就職後、産休や育休のことを考えたり、転勤や異動を控えたかったりする新卒の学生にはおすすめの職種といえます。
固定休みのことがほとんどで、年間の予定を立てやすいのもおすすめポイントです。
事務職に就職するなら新卒がおすすめ
事務職から総合職にキャリアチェンジすることはあっても、総合職から事務職にキャリアチェンジするケースは少ないです。
また、正社員枠での求人や採用枠も少ないため事務職に就職するのであれば新卒がおすすめです。
新卒で事務職への就職が難しい理由とは?人気の理由も
女性からの人気が高い事務職。
新卒での就職が難しいといわれる理由を解説します。
【理由1】新卒の事務職の正社員枠が少なくなっている
事務職がおこなっているデータ入力や書類作成などは、ソフトウェアやシステムの導入により、引継ぎもしやすくなってきています。
そのため会社のコストカットのためにも、事務職は正社員ではなく、契約社員や派遣社員に任されることが多くなっています。
また、未経験の新卒ではなく、事務経験のある中途での採用をメインにおこなっている企業もあります。
【理由2】希望する就活生が多く競争率が高い
事務職は社員の数や会社の規模に合わせて、一定数いれば足りる仕事です。
転勤や残業もなく、産休や育休後に復帰する社員が多いため、空き枠が出ることも少なく、採用人数が少ないことがほとんどです。
しかし、事務職を希望する就活生は毎年多くいるため競争率が高くなっています。
新卒から事務職が人気すぎる理由
- 転勤がないことが多い
- 育休や産休が取りやすい
- 子育てと両立しやすい
- 残業が少ない
- 休みが決まっている
ほかにも、座り仕事が多い点やノルマがない、仕事へのプレッシャーが少ない、といった理由もあります。
仕事とプライベートを両立しやすい、という点でも人気です。
新卒採用で多い事務職の種類
- 一般事務
- 営業事務
- 貿易事務
- 経理事務
- 医療事務
「事務職」のなかにも、さまざまな種類があります。
仕事内容や求められるスキルがそれぞれ異なるため、チェックしていきましょう。
業務内容が幅広い事が多い《一般事務》
PCを使った書類の作成やデータ入力など、営業職や総合職のサポートがメインの会社が多いです。
電話や来客の対応、受付、備品整理などを任されることもあり、仕事の業務内容は幅広いです。
一般事務は、PCスキルやコミュニケーション能力を求められます。
営業担当のサポートをする《営業事務》
営業職のサポートとして、見積書や発注書、請求書などといったさまざまな書類の作成や発送、管理をするのがメインです。
お客様からかかってきた電話や来客時の応対、プレゼン資料の作成をおこなうこともあります。
求められるのはPCスキルやコミュニケーション能力です。
英語に強いメーカー志望の新卒におすすめな《貿易事務》
輸出・輸入に関する手続きをする仕事です。
通関に関連する書類の作成や輸送手段の手配、保管倉庫の手配などをおこないます。
輸出・輸入に関する法的な知識や英語スキルを求められることもあります。
専門知識を求められる《経理事務》
会社のお金の管理をします。
現金や預金の動きや残高の確認、経費の精算などをおこないます。
簿記や商法などの会計・法律に関する専門的な知識やスキルを求められることが多いです。
専門卒ではない新卒でも医療機関で働ける《医療事務》
病院やクリニックの事務職です。
受付・会計業務やクラーク業務、レセプト業務がメインで、医師や看護師と違い資格がなくても働くことができます。
「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」といった資格を持っておくと、採用されやすくなったり、給与が変わったりすることがあります。
未経験者より、経験のある転職者や資格所持者のほうが採用されやすいです。
新卒の事務職に求められるスキルの例
- PCスキル
- コミュニケーションスキル
- 作業効率、スピード、正確性
- 適応能力
新卒の一般事務の採用では、上記のようなスキルが求められます。
PCの資格やPCを使った業務の経験は大きなアピールポイントになります。
新卒採用のある事務職のおすすめの探し方6つ
- 求人サイトで条件を選択して探す
- 大学のキャリアセンターで求人を探す
- 教授や知人の伝手で求人を探す
- オファー型の求人サイトに登録する
- 新卒の就活イベントに参加する
- 就活エージェントに相談する
事務職は、一般事務職やサポート職として募集をかけている企業もあります。
新卒採用のある一般事務職の探し方について詳しく知りたい方は以下の記事を読んでみてください。
【Q&A】新卒の事務職への就職に関するよくある質問
Q. 大手企業も事務職の新卒採用はある?
A. 企業によってはあります
大手企業のなかでも、契約社員に事務職を任せていることはあります。
しかし、データ入力などの事務職は派遣社員の仕事である場合が多いです。
営業補佐、営業事務などのサポート職として新卒が採用されることもあるため、大手企業で事務職に就きたい場合は、企業ごとにチェックすることをおすすめします。
Q. 新卒の就活生が事務職にこだわるのはよくない?
A. ほかの職種も視野に入れておきましょう
事務職の採用枠は少ないです。
志望企業にもよりますが、特別なPCスキルなどがない限り、事務作業未経験の新卒が事務職で内定を獲得できる確率は低いと考えておきましょう。
Q. 採用が難しい事務職に受かる方法は?
A. 事務職に求められるスキルを習得しておく
大学生であれば、PCを使った経験があることがほとんどですが、主にワードやパワポで資料を作成した程度です。
PCを使ってデータを管理することも多いため、エクセルを使いこなせるとよいと言われています。
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