就活のエントリー数の平均は何社?何社も内定をもらうための方法と注意点
就活でエントリーする企業数の平均は文系と理系で異なります。
就活生が何社も内定をもらうために必要なエントリー数は何社なのでしょうか。
エントリー数が少ない場合と多すぎる場合の、それぞれのメリット・デメリットについても紹介します。
目次
- 就活の平均エントリー企業数は何社?10社しか受けないと落ちるのは当たり前?
- 理系就活生のエントリー数の平均は?選考で落ちてしまう人の特徴
- 文系就活生のエントリー数の平均は?選考に落ちてしまう人の特徴
- 就活生がエントリー数を増やしたからといって何社も内定を獲得できるかはわからない!
- 就活のエントリー数が少ない場合の3つのデメリット
- 就活のエントリー数が少ない場合の2つのメリット
- 合同説明会に参加してエントリー数を増やそう
- 就活のエントリー数が多すぎる場合の3つのデメリット
- 就活のエントリー数が多すぎる場合の3つのメリット
- 就活のエントリーは同時に何社もしないで分散しよう!
- 就活のエントリー数を増やす場合の注意点
- 何社もエントリーする就活生におすすめの就活管理の方法
- エントリーしたい企業がわからないときは企業側からのオファー機能を使おう!
- まとめ
就活の平均エントリー企業数は何社?10社しか受けないと落ちるのは当たり前?
平成26年の職業安定局による「大卒者等のインターネットを通じた就職活動に関する調査」では、就活生の約23%は21〜50社エントリーしていることがわかっています。
51〜100社エントリーしている学生も約17%いるため、就活生の約4割は20社以上企業にエントリーしているということです。
では、最終的に何社応募したらよいのでしょうか。
就活で平均50社近く応募すると◎
エントリー数が5社、10社程で内定を貰える就活生もなかにはいます。
しかし、51〜100社エントリーしている学生も多くいるため、最終的にエントリー数が50社前後になるように応募することをおすすめします。
理系就活生のエントリー数の平均は?選考で落ちてしまう人の特徴
理系学生の就活の平均エントリー数は文系よりは低いといわれています。
理系の就活生は技術職に進む場合であれば、ある程度業種を絞ることができるので文系と比べると就活にかかる時間もエントリー数も絞ることができます。
就活と研究の両立ができていない
理系の場合、大学での研究にかなり時間を取られます。
そのため、企業研究をしたりエントリーシートを書いたりする時間を作ることができず、企業のエントリーに間に合わないことが多くあります。
エントリーを忘れないように、締め切り前に通知されるプレエントリーをしておくことをおすすめします。
就活を楽観視しすぎてエントリー数が少ない
技術職であることで就活を楽観視しすぎて、数社しかエントリーしない場合があります。
理系の学生しかエントリーしない技術職とはいえ、理系の学生が集まるため、人気の企業や職種はライバルが多いこともあります。
文系就活生のエントリー数の平均は?選考に落ちてしまう人の特徴
平成26年の職業安定局 による「大卒者等のインターネットを通じた就職活動に関する調査」から、約4割の学生が20社以上エントリーしていることがわかります。
そのなかでも、就活中に選考で落ちてしまうことは少なくありません。
選考で落ちてしまう就活生の特徴を解説します。
就活軸や志望動機の準備が不十分
エントリーする企業を選ぶ際に就活の軸がなかったり、志望動機が不十分だったりする学生はエントリーシートや1次面接で落ちることが多く、内定を貰えないことが多くあります。
エントリーする企業の選定基準が決まっていない
エントリーする企業の選定基準が決まっていない就活生は企業側に見抜かれます。
何社も内定を貰える就活生は、エントリーする企業1社1社にしっかりと志望動機があり、熱意を伝えることができます。
就活サイトから適当に探すのはやめましょう。
就活のエントリー数が少ない
就活生の平均エントリー数と同じ数だけエントリーすれば良いと思っている就活生が多くいます。
1社エントリーして内定をもらう学生も、1社で諦める学生もいます。
平均エントリー数は最低限のエントリー数と考えておきましょう。
就活生がエントリー数を増やしたからといって何社も内定を獲得できるかはわからない!
就活生の平均エントリー数と同じだけエントリーした場合、何社内定を貰えるのでしょうか。
エントリーを平均以上した就活生は最終面接を何社受けた?
結論をいうと人それぞれです。平均以上エントリーシートを提出しても、最終面接までなかなか進めない学生も多くいます。
しかし、それには何かしらの理由があり、改善すれば最終面接にも進めます。
自分の就活における改善点を知りたい方は、就活エージェントなどに相談しましょう。
就活のエントリー数が少ない場合の3つのデメリット
就活のエントリー数が少ないとどのようなデメリットがあるのでしょうか。
視野が狭くなりがち
エントリー数が少ないということは、業界や企業を絞っているということです。
エントリーしているなかでしか企業を見ていないので、視野が狭くなってしまいます。
自分の適正や会社との相性を理解していない段階で視野が狭くなるのはデメリットです。
エントリーした企業に全部落ちたときが大変
エントリー数が少なく、エントリーしている企業しか見ていなかった場合、全部落ちたときに新しい企業を探さなくてはなりません。
エントリーしたい企業が見つかったとしても、エントリーシートの締め切り期限が過ぎていることも多いです。
志望業界や軸が変わったときに手遅れ
就職活動をはじめたばかりのころの就活軸や価値観で厳選した数社しかエントリーしていなかった場合にもデメリットがあります。
説明会や面接に参加するなかで就活軸や価値観が変わったときに手遅れになるため、就職活動をはじめたばかりの段階で志望業界を絞りすぎることはおすすめしません。
就活のエントリー数が少ない場合の2つのメリット
就活のエントリー数が少ないことには、デメリットだけでなくメリットもあります。
企業研究を深くできる
就活のエントリー数が平均より少ないということは、1社1社の企業研究やエントリーシートの作成に時間をかけることができるというメリットがあります。
企業研究は深くしておくことで選考の面接でも役に立つので重要です。
業界や企業への志望意欲が強く、アピールしやすい
エントリーする企業が少ないということは、選定基準が明確な場合、それぞれの企業へのこだわりや志望度が高いことが多いです。
ほかの企業との差別化ができていて企業選択できているのであれば、志望動機や熱意をアピールしやすいという強みになります。
合同説明会に参加してエントリー数を増やそう
エントリー数が平均より少ない就活生や、何社エントリーしたらよいのかわからない学生は、就活エージェントに相談するのがおすすめです。
Meets Companyでは、合同説明会にも無料で参加することができます。
就活のエントリー数が多すぎる場合の3つのデメリット
就活生が安易にエントリー数を大幅に増やすことには、デメリットもあります。
就活のエントリーしすぎでESの提出が間に合わない
アルバイトや学業なども考えると、就職活動に割ける時間には限界があります。
一気に何社もエントリーしようとすると、エントリーシートの作成が期限に間に合わなくなります。
プレエントリーの段階で優先順位を決めたり、期限をチェックしたりしておきましょう。
企業数が多くなり、就活のスケジュール管理が大変になる
エントリーする企業が多くなればなるほど、スケジュール管理が大変になります。
どこの企業のエントリーシートが期限まで時間がないか、ES落ちしたのはどこか、面接日程など、混乱してしまう可能性があります。
ESに追われ、企業研究が浅くなってしまう
エントリー数が多すぎる場合、エントリーシートの締め切り期限が次々と迫ってきます。
期限に間に合わせることに必死になり、企業研究が浅はかになってしまうことで熱意の伝わる志望動機やエントリーシートが書けなくなってしまいます。
就活のエントリー数が多すぎる場合の3つのメリット
もちろん、就活のエントリー数を大幅に増やすことにはメリットもあります。
幅広い業界や企業を視野に入れられる
最初のエントリーで業界や企業を絞らないことで、何社もの説明会に参加できたり、面接を受けたりすることができる可能性もあります。
そのなかで新しく見つかる就活の軸や価値観もあるため、幅広い業界や企業を視野に入れて就職活動を進めることができます。
選考過程で自分の軸に合った業界や企業を選択できる
就職活動は、選考段階で自分の適正や軸が見つかってくることも考えられます。
最初のエントリーの段階で業界や企業を絞らないことで視野が広がり、就活の軸や価値観が変わって優先順位の低かった企業への志望度が高くなることもあります。
志望度の低い企業で就活の経験を積める
エントリー数がほかの人よりも多いということは、その人よりも経験を積めるということ。
エントリーシートも添削してもらえば次に繋がります。
たとえ志望度の低い企業だったとしても、志望度の高い企業の練習になるのでおすすめです。
就活のエントリーは同時に何社もしないで分散しよう!
- 気になる業界をいくつかピックアップする
- 業界のなかから企業をいくつかピックアップする
- 各企業のES締め切りをチェックし、管理用に記入する
- ES締め切りの近い企業から10~15社程エントリーする
- ESで落ちたらすぐにそのほかの企業にエントリーする
就活のエントリーは何社したらよいのか、平均以上エントリーするのに負担にならない方法について5つのポイントで解説します。
気になる業界をいくつかピックアップする
まずは、自分の気になる業界をピックアップしましょう。
この段階では、まだ仕事内容を詳しく知らない業界なども視野に入れ、細かく絞らないことがポイントです。
業界のなかから企業をいくつかピックアップする
ピックアップした業界のなかから、給与面や勤務地などざっくり調べ、妥協できる企業をピックアップしましょう。
このとき50社以上出しておくとベストです。時間に余裕ができたら、さらに追加していくと◎。
プレエントリー機能があれば、大事なお知らせやESの提出を忘れないように、この段階でプレエントリーしておきましょう。
各企業のES締め切りをチェックし、管理用に記入する
就活管理表に企業名・ES締切日をまとめる。
この際、企業の特徴や個人的に気になる福利厚生・給与面などをまとめておくと◎。
同じ業界の競合企業との違いなどをメモにまとめておくのもおすすめです。
ES締め切りの近い企業から10~15社程エントリーする
ES締め切りの近い企業の研究を進め、エントリーをはじめましょう。
とくに志望度の高い企業は忘れないように早めに下書きをはじめておくと◎。
ESや面接で落ちたらすぐにそのほかの企業にエントリーする
ESや面接で選考に落ちたら、ピックアップしておいた企業のなかから落ちた企業数と同じ数以上エントリーしましょう。
就職活動をするなかで見つけた就活軸や価値観から外れる企業は削除し、また新しく追加しても◎。
就活のエントリー数を増やす場合の注意点
就職活動を進めるなかでエントリー数を増やすときに注意したいポイントがあります。
志望度の高い企業の選考や企業研究を優先する
エントリーシートを出したい企業が複数あっても、締め切り優先ではなく、志望度の高い企業の選考や企業研究を優先しましょう。
エントリー数を増やしても内定数が増えるわけではない
就活のエントリー数を増やしたからといって、内定を貰える数が増えるわけではありません。
エントリー数を増やすことを目的とせず、内定獲得のために企業研究や自己分析を優先しましょう。
選考スケジュールが被らないかチェックする
エントリー数が多く、ESもいくつか通過した場合、面接の日程が被ることが考えられます。
企業側から連絡が来た際、面接が被っていないか必ず確認をし、直前にキャンセルすることがないようにしましょう。
何社もエントリーする就活生におすすめの就活管理の方法
就活生が平均より多く、何社も企業にエントリーする場合スケジュール管理が大変になります。
そこでおすすめの就活スケジュール管理方法をピックアップしました。
就活管理アプリを利用する
就職活動の日程を管理してくれる便利なアプリがあります。
パソコンを開く機会が少ない方やスマホでスケジュール管理したい就活生におすすめです。
就活サイトのなかに入っているものもあります。
自分でスプレッドシートを作成する
自分でオリジナルの就活スプレッドシートを作成するのもおすすめです。
パソコンであれば見やすくスケジュール管理することができ、企業研究のメモもできるので◎。
各社の選考状況も一覧で見られるようにできます。
エントリーしたい企業がわからないときは企業側からのオファー機能を使おう!
エントリーしたい企業が決まらないときや持ち駒が減ったときにおすすめなのが、企業側からオファーがくる機能です。
自己PRやガクチカを登録しておくだけで、企業側からスカウトが来るサービスです。
自分の調べきれていなかった業界や企業を発見するきっかけにもなります。
DYMスカウトは、企業から求職者に直接スカウトを送ることができる就活サイトになっています。プロフィールを充実させ、企業に自分をアピールすることができます。
まとめ
新卒の就活生の平均エントリー数は何社なのか、少ない場合と多すぎる場合それぞれのメリット・デメリットなども紹介しました。
これから就活のエントリー数を増やすのか、就活に割ける時間なども考えて就職活動を進めましょう。