知らないと恥ずかしい!【重要敬語集】
多くの大学生は今まで社会人と敬語で話す経験がなかったために、自分の敬語が不安だと思います。それに、学生と社会人という関係ではある程度見過ごしてもらっていた部分もあると思いますが、ビジネスの場ではそうもいきません。
そこで、今回は多くの人が間違いやすい敬語の例を挙げました。
これでうっかりミスもなくせます!自分の敬語をチェックしてみましょう!
目次
【了解しました】
先輩など目上の人に何気なく使っていた「了解しました」も、社会人に対して使うと、
敬意がこもっていない表現になります。
→正式には「承知いたしました」「かしこまりました」です。
企業へのメールに返信する際など、間違って使うことのないようにしましょう。
【すみません】
「すみません」はビジネスの場では使われません。
→「申し訳ございません」「申し訳ありません」が正解。
わかっているつもりでもとっさに出てしまうことがあります。
普段から気をつけましょう。
【マナー違反の二重敬語】
一見正しい敬語に思われますが、これも間違った敬語の代表例。
敬語を意識するあまり、行き過ぎた表現になってしまうことがあります。
→「おっしゃる」「おっしゃいました」「おっしゃった」が正解。
「おっしゃる」はすでに「言う」の尊敬語です。「られる」をつけてしまうと二重敬語になってしまって、マナー違反です。
~その他の二重敬語の例~
【拝見いたしました】→「拝見しました」
【お越しになられる】→「お越しになる」
【ご希望になられている】→「ご希望されている」
【お承りしました】→「承りました」
これらはよく見られる例です。
しかし、二重敬語の中にも使っても良いものがあります。
【お召し上がりになる】
【お伺いする】
これらはすでに習慣として使われているものなので、ビジネスの場でも使うことが許されています。
【二重敬語っぽいけど正しい表現】
二重敬語は判断が難しい例もあります。それが『敬語連結』
敬語連結とは、二つ以上の語をそれぞれ敬語にして接続助詞「て」でつなげること。
例を挙げると、
「お読みになっていらっしゃる」
「読む」は「お読みになる」、「いる」は「いらっしゃる」 というようにそれぞれを尊敬語にして、「て」でくっつけています。
その他にも、「お読みになっていただく」など、前を尊敬語、後ろを謙譲語にしたものも。
中には「て」でつながっていないものも。
例としては「ご説明申し上げる」
「説明」と「言う」をそれぞれ謙譲語にしてつなげています。
【○○様が参られる】
参るを尊敬語で使う間違いがよく見られます。
→「○○様がお見えです。」
謙譲語はよく注意しましょう。
【お伝えします】
働き始めて、社外の人から電話がかかってきた際に担当の者が不在。
そんな時に「弊社の担当者にお伝えします。」と言ってしまっては失礼に値します。
→「申し伝えます」が正解。
自分の動作に「お」をつけるのはおかしいです。相手の動作なのか自分の動作なのかを意識すれば間違えることはありませんね!
【拝見されましたか】
または「ご覧になられましたか」という間違いもよく見られます。
どちらも間違いです。
→「ご覧にいただけましたか」が正解。
~“られる”の二重敬語~
「お帰りになられる」→「お帰りになる」「帰られる」
「お立ちになられる」→「お立ちになる」「立たれる」
「ご希望になられた」→「ご希望になる」「希望された」
「ご覧になられる」→「ご覧になる」
これらは全て二重敬語です。
よく使われがちなミスです。
【その他の言い回し】
【出来ません】→「いたしかねます」
【どうでしょうか】→「いかがでしょうか」
【何とかしていただけないでしょうか】→「ご配慮願えませんでしょうか」
【何のご用でしょうか】→「どのようなご用件でしょうか」
【いくらでしょうか】→「いかほどでございますか」
【まとめ】
接客業をやっていたから大丈夫だとは限りません。
コーヒーの“ほう”お持ちしました。など、知らずに使っている接客敬語の間違いも多いです。一度確認したほうがいいですね。
正しい敬語を使えるだけでも印象が全く違います。
慣れないうちは間違うこともあります。面接で意識しなくても敬語をちゃんと使えるように、一度友達と敬語で話して遊んでみても良いかもしれません。