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就活コラム
COLUMN

【要注意】推薦書を提出したら内定辞退はできない!?

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理系の学生でよくあるのが、学校推薦や教授推薦をもらって企業の選考に進むことです。
このようなケースで選考や内定を辞退するのにはかなりのリスクがあります。
 
どのように問題があるのでしょうか。

目次

  1. 学校推薦・教授推薦とは
  2. では、辞退したらどうなるの?
  3. 推薦書の提出は慎重に!
  4. 気兼ねなく辞退できる段階
  5. 辞退しないためにすべきこと
  6. それでも内定辞退したい場合

学校推薦・教授推薦とは

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そもそも推薦書とはなんでしょうか。
 
推薦書というのは、教授や学長などその推薦書を書いた人が企業に対し、
この学生は貴社でしっかり働きますよ、と推薦するものです。
 
つまり推薦書を書いた人と企業の間で、
学生に対する信頼を約束するものなのです。
 
 
企業にとっては、学生は全くどんな人かもわかりません。
しかし教授や学長からこの推薦書をもらうことで、
この学生はしっかりした人なのだという証明がされます。
そして教授や学長は、自分の名誉や地位を担保にその証明をしています。
 
もしその学生が不義理を行えば、学生を推薦した教授や学長の責任となります。
顔に泥を塗るだけでなく、今後の企業との関係も悪くしてしまいます。
 
 
推薦書を書いてもらう、ということは
相手にそれだけの責任を負わせるのだということを理解しましょう。
 

では、辞退したらどうなるの?

 
では実際に推薦書を提出した企業で選考や内定を辞退するとどうなるのでしょうか。
 
 
まず推薦書を書いた教授や学長が、企業からの信頼を失います。
そのため、企業は今後その研究室や大学の学生を採用しない可能性があります。
自分は影響がなくても、他の志望者や後輩に迷惑がかかります。
 
こういった事態を避けるため、学長や教授とともに企業に出向いて謝罪する必要があるかもしれません。
 
 
またこれが教授推薦書だった場合、教授はその責任を大学からも問われます。
研究室に配属する学生の数を減らされるなど、教授の研究にも大きな支障をきたす可能性があります。
 
教授は学生の卒業単位を認定する権利があるので、ここで教授に迷惑をかけた場合、単位認定してもらえず卒業できない可能性もあります。
これは何ら不当な扱いではなく、それだけ教授に不義理を働いたということです。
教授も自分の名誉を守るためには、失礼なことをした学生に対し、それなりの対処をせざるを得なくなってしまうのです。
 

推薦書の提出は慎重に!

 
これらを見てわかる通り、推薦書というのは大学や教授に対し責任を負ってもらう、重要な書類なのです。
 
これを提出するということは、辞退はしない、と宣言するも同じことで、
それを大学や教授に保証してもらっていることになります。
 
内定をもらってから、辞退したいと思っても遅いのです。

 
推薦してもらう、というのはどういうことかをきちんと理解して、
十分に考えた上で提出しましょう。
 

気兼ねなく辞退できる段階

しかしながら、それでもどうしても辞退したい!と思う人もいるでしょう。辞退出来るタイミングを考えるにはまず、学校推薦の種類について知る必要があります。現在の学校推薦には2種類あり、推薦状を提出した後に面接を受けるタイプと、面接に合格してから推薦状を提出するタイプがあります。
これは企業,大学,学科等によってまちまちですので、志望する企業がどのタイプかしっかり調べることが大切です。
前者の場合は、推薦状が面接を受けるための参加権となるため、面接で落とされる、というケースももちろんあります。もしも面接に落ちてしまった場合は、再度別の企業の推薦状をもらい,面接に挑むことになります。よって,一回目の企業が必然的に第一志望になります。
後者は、合格した後に推薦状を提出すれば内定が確定する、いわゆる後付け推薦です。最初に面接を受けるので,複数の企業を受けることができます。そのため,合格をもらった企業の中から推薦状を提出する企業を選ぶことが可能です。しかしながら,面接に合格すると、推薦状を提出し最終面接まで行くかに承諾期限が設けられます.そのため,第一志望の面接前に第二志望の承諾期限が来てしまった場合が、辞退を考えるタイミングとなります。

ここからが本題の気兼ねなく辞退できる段階の話になってきますが、上記で説明した通り、このように,推薦状を提出する前や承諾する前であれば,特に問題ありません。ただし、後付け推薦で面接合格後,承諾前だと辞退の理由は聞かれる可能性が高いです。
つまり,推薦辞退には3つの段階があり,

・承諾前,推薦状提出前 > 大丈夫
・承諾後,推薦状提出前 > 厳しい
・推薦状提出後     > 危険

になるということです。

推薦状を出す前までの段階であれば、大学と学生は無関係ですので問題はありませんが、推薦状を提出したあとの辞退は、その後の大学と企業の関係性、またこれから受ける後輩の就活に少なからず影響を及ぼすことを覚えておいてください。

第一志望に行くために辞退したのに、そこで推薦状が取れないということはとても残念なことです。そのようなことにならぬよう、どこの企業に推薦状を出すのかは、よく相談して決めましょう。

辞退しないためにすべきこと

面接前に推薦状を提出した場合の辞退はあまりないケースなので、今回は後者の推薦状を提出した後に面接を受けるタイプと面接に合格してから推薦状を提出するタイプについての対策をお話しします。
辞退しないためには、

① 企業に承諾するかしないかの返答を待ってもらう
② 別企業の選考を早めてもらう

この2パターンしか基本的にありません。
しかしながら、学校推薦において,選考を早めてもらえることほとんどないでしょう。できて合格通知を早めてもらう程度です。そのため、辞退しないためには企業に承諾するかしないかの返答を待ってもらうしかありません。企業によっては期限がもともと長かったり、伸ばしてくれたりもしますが、反して承諾の先延ばしに対してかなり厳しい企業もあります。
つまり1番大切なことは、

辞退できるであろうと考えて勝手に行動せずに,大学と相談することです。

企業からの信頼を得ているのは第一に大学でありますし、知識も私たちが自分で考えるよりもはるかに持っています。大学側から承諾の延長を申し出てくれる場合もありますので、辞退したいと強く願う場合はまず、大学に相談しましょう。

それでも内定辞退したい場合

内定承諾書にサインした後でも内定辞退しようと思えば辞退することは可能です。

内定承諾書とは、企業から内定を頂いたことを了承する書類です。
ですので企業へ内定承諾書を提出して初めて内々定ということになります。内定契約は双方の合意に基づくものなので、就活生の方が合意しないのであればいつでも解消することが可能です。

いつでも解消できるからとはいえ、当然マナーはあります。内定辞退をする場合、原則2週間以内に辞退する旨を伝えましょう。
企業側としては、新しく会社に入社してくれる新入社員を迎え入れることは大変喜ばしいですが、その分準備は非常に大変です。

また、内定を辞退したからといってその会社と完全に縁が切れるのではなく、当然ビジネスで付き合う可能性だってあります。相手に悪い印象を与えてしまわないためにも社会人としての最低限のマナーは守ってもらいたいところです。
もし内定辞退したい場合は、辞退の理由を聞かれた場合のみ理由を伝えるようにしましょう。

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