自己PRで「素直さ」を長所としてアピールするには|例文あり
就活において素直な性格を長所・強みとして自己PRするための方法を、例文を交えて紹介します。
就活生に対して素直さを求める企業は少なくありません。
素直さを強みにするためには、はっきりとした自己PRの軸を決めておくことが大切です。
面接官に「素直さ」を魅力的な長所・強みとしてアピールするための技法を身につけましょう。
目次
企業が求める「素直さ」とはどんな長所?
「素直さ」を長所・強みとした自己PRは、採用担当者からよい印象を受けます。
企業が求める「素直さ」がどのようなものか解説します。
企業が期待することを把握し、効果的に長所・強みをアピールできる自己PRを目指しましょう。
自分の欠点や改善点と素直に向き合える
失敗したときに「何が悪かったのか」と客観的に考えられる人は、成長するスピードも速い傾向にあります。
自分の欠点や改善点と素直に向き合い、次に向けて何をしなければいけないのかが分かっているからです。
「自分は悪くない」と素直に受け入れることができないと、同じ失敗を繰り返す可能性は高くなります。
自分の失敗を素直に受け入れることで反省することができ、次の仕事に活かしていこうという気持ちが芽生えます。
他人の意見を素直に聞き入れる
素直な心を持っていると、他人の意見を聞き入れることができ、成長にもつながります。
経験も知識も乏しい新入社員には、他人の意見を受け入れる素直さが大切です。
仕事を効率的に進めていくためにはチームワークが求められます。
先輩社員や上司からアドバイスを素直に聞き入れられるかも、成長に大きく関わってきます。
自己PRで「素直さ」を長所・強みとするときのポイント
就活で長所・強みを的確にアピールするにはコツがあります。
「素直さ」を長所・強みとした自己PRを作成する際のポイントを紹介します。
- 長所・強みを活かした具体的なエピソードを考える
- 「素直さ」によって得た成果を用意する
- 「素直さ」を別の言葉に言い換える
面接官に納得感を与えるような自己PRを目指しましょう。
長所・強みを活かした具体的なエピソードを考える
あなたの素直な性格を裏付けるための過去の体験談を用意しましょう。
具体的なエピソードを話すことで、面接官は入社後に活躍している姿を具体的にイメージすることができるようになります。
誰でも凄いと感じるくらいの壮大なものではなく、ありのままの自分を出すことが大切です。
なぜ素直な行動を取ったのか、何を考えていたのか、そのために準備したことなど、相手が納得しやすい書き方や話し方をしましょう。
「素直さ」によって得た成果を用意する
素直さを長所・強みとしてアピールする際、得た成果を説明できるようにしておくとよいでしょう。
成果を説明することで自己PRに奥深さが増すため、採用担当者から信頼してもらえるようになります。
たとえば、「アルバイトで先輩から指摘を受け、素直に従って行動した結果、直接お客様から感謝され売り上げも上がった」のようなエピソードが効果的です。
成果をあげたエピソードは、自己PRの納得感をより上げることができます。
「素直さ」を別の言葉に言い換える
自己PRではただ「私は素直です」というのではなく、別の表現に言い換えてアピールしましょう。
「素直」という言葉では漠然としており、そのままでは面接官と就活生の間に解釈の齟齬が生まれてしまいます。
素直であることは長所・強みである一方、付和雷同であったり真面目で融通が利かないといった短所のイメージも与える言葉です。
- 柔軟である
- 失敗を受け入れ次に活かせる
- 吸収力がある
上記のような言葉に言い換えて、素直さをアピールしましょう。
自己PRで「素直さ」を長所・強みとするときの注意点
すばらしいアピールポイントを持っていても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
「素直さ」を自己PRで伝えるときの注意点を紹介します。
- 冒頭に結論を持ってくる
- 「素直さ」を優柔不断だと思われないようにする
- 素直であることを入社後どう活かしていくのか話す
注意点を守り、面接官に齟齬なくアピールできる自己PRを目指しましょう。
冒頭に結論を持ってくる
就活用の自己PRを作るときは「結論を最初に述べる」ということを必ず意識しましょう。
起承転結はビジネスには適しません。冗長な文章ではアピールしたいことがぼやけてしまいます。
「結論→理由→具体例→結論」という順序を意識して文章を組み立てましょう。
「素直さ」を優柔不断だと思われないようにする
素直であることを短所ととらえられないようにしましょう。
「素直さ」はアピールのしかたを誤ると、優柔不断で自分がない就活生という印象を面接官に与えてしまいます。
面接官から指摘をされた場合は、改善するための方法や短所に対する考えを伝えることで、マイナスなイメージを持たれないようにしましょう。
素直であることを入社後どう活かしていくのか話す
「素直さ」を入社後どのように活かしていきたいか、具体的に話せるようにしましょう。
面接官は自己PRを通して、就活生が入社後どのように活躍してくれるかを想像しようとしています。
長所・強みを伝えても、社会人として働いている姿を思い起こさせることができなければ、自己PRとしては失敗になってしまいます。
具体的なエピソードや表現の言い換えを駆使して、面接官のイメージを促進させるような自己PRを目指しましょう。
【例文あり】「素直さ」が長所・強みとしてアピールできる自己PR
自己PRで素直さを長所・強みとする就活生は少なくありません。
多くの企業が求めるスキルだからこそ、採用担当者のハードルも高くなっています。
就活の自己PRにおいて素直さを長所・強みとするときの例文をご紹介します。
魅力的な自己PRに仕上げるためにも、ぜひ参考にしてください。
【例文】野球がテーマの「素直さ」が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私の強みは素直であることです。
高校入学時までは他人の意見を聞き入れることがほとんどなく、自分で信じた道しか進んでいませんでした。
しかし、高校で入部した野球部では、得意だったはずの打撃が少しずつ調子を落としていきました。それでも他の人のアドバイスを聞き入れなかったために、打撃だけでなく守備でもエラーが目立つようになっていました。
そんな私に対して、当時の監督に「スタンスを少し変えてみなさい」と助言をしていただきました。自分では現状を変えることができないと感じた私は素直にいうことを聞いた結果、本来の打撃を取り戻すことができました。
それからは些細なことでも耳を傾けるようにしています。仕事でも自分の意見を押し通そうとするのではなく、先輩社員や同僚の言葉を聞き入れるようにしていきます。それが自分の成長や成果につながると信じています。
【例文】サッカーがテーマの「素直さ」が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私には経験や年齢に関係なく、一度は他人の意見を受け入れてみようとする素直さがあります。ただ受け入れるのではなく、改善のために工夫する努力も惜しみません。
大学時代、私はサッカー部の主将としてチームがまとまるためにはどうすれば良いのかを真剣に考えていました。何度も選手ミーティングを開くことで徐々に改善されていきましたが、体育会特有の上下関係を少しでも無くすための努力をしました。
そこで上級生だけでなく、下級生の意見にも耳を傾けるようにしました。その結果、いままでは考えられなかったような問題が浮き彫りになり、ひとつずつ改善していくために下級生にも協力してもらいながら、総勢100人近くの部員をまとめていきました。
貴社入社後も、いろいろな人の意見を聞き入れていき、より良い成果を求めていきます。
【例文】アルバイトがテーマの「素直さ」が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私は固定概念にとらわれることなく、他人の意見を聞き入れる素直さが強みです。誰にアドバイスされたのかではなく、どのような指摘なのかを優先的に取り入れています。
飲食店でアルバイトをしていたとき、年下の先輩社員が働いていました。私と同時期に入社した新人はどれだけ指摘を受けても聞き入れることはありませんでした。しかし、私は経験者からの意見を大切したいと考えているため、素直に指導を受けました。
時には叱責を受けることもありましたが、先輩の指導を素直に聞き入れた結果、同期のなかで一番早く仕事を覚えることができました。後から聞いた話ですが、その方もやりにくさを感じていたらしく、素直に聞き入れてくれたことに対して喜んでおられました。
この経験から、私は年齢や経験に関係なく、他人からのアドバイスには耳を傾けるようにしています。この素直さはチームが効率良く動いていくためには欠かせない能力だと考えています。貴社に入社後も、素直さを活かして、業務を円滑に進めていきます。
まとめ:素直さを自己PRでアピールして就活を有利に進めよう
就活生に「素直さ」を求める企業は少なくありません。
素直に他人の意見を聞き入れることができれば、それが成長にもつながるからです。
記事の内容や例文を参考にして、ぜひ魅力的な自己PRを完成させてください。
一人ですべてを仕上げるには限界があります。
本当に魅力的な文章を書くためには、第三者の力を借りることも大切です。
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