自己PRで「ポジティブさ」を長所・強みとしてアピールするには|例文あり
自己PRでポジティブな印象を与えるための方法を、例文を交えて解説していきます。
就活の自己PRを「ポジティブさ」を軸に作成しようとする人は多いです。
しかし、上手く「ポジティブさ」をアピールするためにはどのような工夫をすればよいのか、迷うことも多いです。
この記事を読めば、面接官の心を動かせるような自己PRを作成することが可能になります。
目次
自己PRで「ポジティブさ」を長所・強みとするのは効果的?
就活において「ポジティブ」な性格は自分をアピールするための材料となります。
一般的に「ポジティブ=前向き」とする場合がほとんどだからです。
しかし、アピールのしかたによっては楽観的であると捉えられてしまい、悪印象となることもあります。
そのため、具体的なエピソードなどを交えながら「ポジティブ」な性格をアピールすることがポイントです。
自己PRで「ポジティブさ」を長所・強みとしてアピールするときのポイント
どれだけ自分の長所・強みがポジティブな性格であっても、面接官へ上手にアピールできなければ意味がありません。
どのようにすればポジティブな性格を伝えることができるのかを考えましょう。
- 前向きな性格がどんな成果につながったのかを述べる
- 入社後「ポジティブさ」をどのように活かせるかを話す
- 表情や仕草で前向きさをアピール
面接でポジティブさ・前向きさをアピールするためのポイントについてご紹介します。
前向きな性格がどんな成果につながったのかを述べる
前向きに取り組んだ結果、どんな成果が得られたのかを用意しましょう。
ポジティブな言動の例のみを挙げても、元気があるだけ・楽観的な人だと思われてしまいます。
数字などを意識して、自分がポジティブだったことで得られた成果を具体的にアピールできるようにしましょう。
入社後「ポジティブさ」をどのように活かせるかを話す
ポジティブな性格であることを、入社後どのように仕事に活かせるか話せるようにしましょう。
企業側は面接で「入社後に活躍できるのかどうか」を見ようとしているからです。
ポジティブな性格を仕事にどう活かしていこうと考えているか、具体的に話せるようにしましょう。
表情や仕草で前向きさをアピール
相手が自分の話を聞いていて、何を感じているのかを考えながら物事を伝えていく必要があります。
面接において、まったく同じ内容を話しても印象に「残る人」と「残らない人」に分かれます。
学校の授業でもダラダラと話している先生よりも、抑揚をつけて説明してくれる先生の方が集中できるのと同じ理屈です。
嬉しかった内容なら明るく振舞い、悲しかった内容なら辛そうに話してみるなど、内容によって話し方を変えてみましょう。
わざとらしい表現の仕方は逆効果ですが、面接官に興味を持ってもらえるような工夫をしてみることも大切です。
自分一人ではどうしても限界がありますので、身近な人を相手に練習してみることもおすすめです。
自己PRで「ポジティブさ」を長所・強みとするときの注意点
就活で有利な前向きな性格も、アピールのしかたによっては悪い印象を与えてしまいます。
魅力的な自己PRを考えても、面接官に伝わらなければ意味がありません。
- 冒頭に結論を持ってくる
- 前向きだが楽観的ではないことを示す
- 具体的なエピソードを用いて話す
- 失敗したときの対応について触れる
就活においてポジティブな性格をアピールする際の注意点についてご紹介します。
冒頭に結論を持ってくる
就活用の自己PRを作るときは「結論を最初に述べる」ということを必ず意識しましょう。
起承転結はビジネスには適しません。冗長な文章では伝えたいことがぼやけてしまいます。
「結論→理由→具体例→結論」という順序を意識して文章を組み立てましょう。
前向きだが楽観的ではないことを示す
ポジティブな性格と楽観的な考え方は紙一重ですが、楽観的な考えを持っていることは責任感がない印象を与えてしまいます。
根拠のない自信は、仕事をしていく上で取り除かなければいけない性格です。
若者らしい「後先を考えない」ことは、時に成功を生み出すこともありますが、就活で企業が求めているポジティブさとは大きくかけ離れています。
困難を乗り越えた経験があったとしても「なんとかなると思った」「流れに任せただけ」と話せば、面接官からいい加減なイメージを持たれてしまいます。
どんな困難にぶつかったとしても、粘り強く継続していけるなどの、仕事に活かせる前向きな性格をアピールしていくことが大切です。
具体的なエピソードを用いて話す
自分の長所・強みが「ポジティブであること」を裏付ける具体的なエピソードを書くことで、より説得力が増します。
ESなどの書類には自己PRを書くスペースも限られており、文章構成を意識する必要があります。
そのときの状況を整理しながら伝えることで、より分かりやすく自分の長所・強みについてアピールすることができます。
また、どうして仕事につなげられるのかに関しても触れておくとイメージしやすくなります。
失敗したときの対応について触れる
一般的な「前向きさ」とは、失敗しても落ち込まないで終わっていることがほとんどです。
しかし、ビジネスシーンにおいては、その先に失敗を失敗で終わらせないための学習能力を兼ね備えていることも求められます。
たとえば、仕事をしていくうえで大切な指標となる「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(確認)」「Action(行動)」というPDCAでは、とくに「Check(確認)」「Action(行動)」の部分を重点的に確認するべきだとされています。
仕事で失敗したことに対する反省をしっかりとできるような人材を求める企業は少なくありません。
何か行動に移したときに失敗しても落ち込むことなく、その失敗を次に活かしていくことができることをアピールしましょう。
【例文あり】「ポジティブさ」が長所・強みとして伝わる自己PR
ポジティブさをアピールする自己PRの例文を確認していきましょう。
具体的なエピソードは誰もが驚く内容でなくても、例文のようにしっかりと自分の長所・強みがアピールできていれば問題ありません。
以下の例文を参考にしながら、自分のポジティブさをアピールするために使えそうなエピソードを探してみてください。
【例文】部活動がテーマの「ポジティブさ」が伝わる自己PR
私の辞書に「どうせ無理」という言葉はありません。どれだけ不利な状況に立たされていてもポジティブな考えを忘れず、目の前の苦難を乗り越えてきました。
大学4年間で野球部に所属していましたが、強豪校とはいえず、他の大学よりも練習設備や環境などで劣っていました。そのため、部内では試合に出場しても「どうせ勝てない」とどこか投げやりな雰囲気が漂っていました。
しかし、私はそれだけの理由で諦めたくはありません。勝てるチーム作りをするためにいろいろな戦術を試しました。また、練習時間では強豪校に劣ってしまっている部分を、練習内容を濃くするなど試行錯誤を繰り返しました。
その結果、万年2部リーグに留まっていたチームが、悲願の1部昇格を果たすことができました。貴社入社後も諦めない心を持ち、目の前の壁と向き合っていきます。
【例文】アルバイトがテーマの「ポジティブさ」が伝わる自己PR
私はどのような状況においても常にポジティブに考えることで「ピンチはチャンス」だと捉えて、さまざまな苦難を乗り越えてきました。
居酒屋でアルバイトをしており、キッチンを担当しています。繁忙期になると会社の宴会などで店がパニック状態に陥っていることに改善策はないかと考えました。そこで、準備さえしっかりしていれば乗り越えられるという結論にいたりました。
他のスタッフなどと相談しながら、開店前にどれくらいの準備をすれば良いのかについて話し合いました。また、しっかりとミーティングをしたことで別の問題点が浮き彫りになるなど、スタッフ同士が打ち解け合う良い機会にもなりました。
貴社入社後も常に前向きに考えることを意識し、目の前の問題を解決していきます。
【例文】留学経験がテーマの「ポジティブさ」が伝わる自己PR
私はポジティブ思考でどのような困難にも立ち向かっていくチャレンジ精神があります。
大学2年時に1年間の留学を経験しました。留学するまでは語学力に自信があったにも関わらず、大学での授業についていくのが精一杯でした。途中でホームシックにもなりかけましたが、ここで逃げていては何も解決しません。
一人で勉強することに限界を感じた私は、思い切ってクラスメイトに声を掛け、授業後に毎日2時間を全員で勉強する機会を設けました。すると徐々に授業の内容が理解できるようになり、最終的には積極的に発言できるまで上達しました。
貴社入社後も、どんな困難からも逃げ出さず、乗り越えていきます。
まとめ:「ポジティブさ」を自己PRで効果的にアピールしよう!
就活において「ポジティブさ」という長所・強みは、アピールのしかたによって印象が良くなることもあれば、ネガティブなイメージを与えてしまうこともあります。
面接官に好印象を持ってもらうためにも、企業が何を求めているのかを知ることからはじめましょう。
記事で紹介した例文を参考にすることもおすすめです。
自分一人の力ですべてを仕上げるには限界があるので、本当に魅力的な文章を書くためにも、第三者の力を借りることが大切です。
Meets Companyでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが、内定を獲得するまでしっかりとお手伝いさせていただきます。
自己PR作成から面接対策まで相談をお受けいたしますので、ぜひご活用ください。