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就活コラム
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会社選びの基準について|今後長いキャリアを積む上で押さえておきたいポイント

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就活を行うにあたって「就活の軸」を定めるというのは、就活生なら誰しも聞いたことがあるでしょう。就活の軸とは要するに「自分が会社を選ぶ際にどんなことを基準にするか」です。

 

軸を自分の中で定めておけば、受けたい企業がはっきりとし、就活がスムーズに進みます。ですが、軸を定める理由はそれだけではありません。ここがしっかりできているかどうかは、社会人生活が始まってからの満足度にも大きく影響してくるのです。以下より会社選びの基準について、詳しく解説していきましょう。

目次

  1. 適当に会社を選んでしまうと後で後悔するのは自分自身
  2. 会社選びの基準に一体どういうものが挙げられるか
  3. 会社選びを行う上で一体何を済ませる必要があるか
  4. まとめ

適当に会社を選んでしまうと後で後悔するのは自分自身

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自分の中で会社選びの基準をはっきりさせていないと、「入社した後に企業との相性が悪いことに気付く」といったことが起こってしまいます。

 

そこから、相性が悪くてもその会社で働き続けるという人ももちろんいるでしょう。それは本人にとって幸せな人生とは言い難いですし、企業側としてもせっかく働く以上はイキイキと仕事をしてほしいと思っています。

 

相性が悪ければ転職してしまえば良いと考える人もいるでしょう。実際に働いてみないとわからないことも多いので、それも一理ある考え方です。人生は長いので、その中で失敗を経験するのも良いでしょう。しかしなるべく早く自分がやりがいを感じられる仕事に巡り合えるなら、その分長い時間をやりたい仕事に費やせます。

 

また企業としても、大勢の学生が採用試験を受けにくる中からあなたを選んだのです。簡単に退職されては骨折り損になってしまいます。軸をしっかりと定められていないと、会社とその本人、どちらにとっても残念な結果を導いてしまうのです。

会社選びの基準に一体どういうものが挙げられるか

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基準を決めるにしても、ゼロから始めるとあってはどう考えていけば良いのかわかりません。まずは一般的にどういったことから会社選びの基準が定められているのかを見ていきましょう。一般例に目を通すだけでも「こういう会社で働きたい」という気持ちが浮かんでくることもあるはずです。

 

どの業種で働きたいか

興味のある業種があるのなら、その業種から会社を選んでも良いでしょう。しかし気を付けておかなければいけないのは「業種と職種は違う」ということです。

 

一つの事業を動かすには様々な役割があります。会社が様々な部署に分かれていることを考えれば、それにも納得がいくでしょう。例えば製造業だといっても、人事部の人が物作りをしているわけではありません。

 

実際に携わる業務にやりがいを求めているのなら、業種よりも職種が大事になってきます。業種を基準にするということは、実務のやりがいというよりは「その事業を動かす一員になりたいか」ということなのです。

 

インターンや面接で感じた会社の雰囲気はどうか

実際に企業で仕事を体験できるインターンや、面接で直接企業の人と接してみた印象も基準になります。

 

仕事を体験してみてやりがいを感じたのなら、その仕事は自分の価値観に合っている可能性が高いでしょう。その企業ではなくても、そういった体験から受ける会社を選んでいくことができます。また直接企業の人と接することで社風が伝わってきます。つまり企業の人がどんな雰囲気で働いているのかを、人柄や表情から感じ取ることができるのです。

 

働く上で重要なのは、何も仕事内容だけではありません。「こういう人と一緒に働きたい」「こういう雰囲気なら自分の性格と合っている」というのも、立派な基準になるのです。

 

OB訪問を行って自分に合っているかどうか

OB訪問も企業の人と直接接する機会になりますが、インターンや面接とはまた違った利点があります。それは相手が自分のために時間を取って一対一で会ってくれるという点です。

 

OB訪問は企業内で行う場合もありますが、喫茶店など職場とは関係のない場所で行われることもあります。こういった場合、面接やインターンよりプライベートな側面が強くなるので、込み入った話を聞きだしやすいのです。

 

またインターンは期間が限られていることもあって、自分が企業のことを知りたいと思ったタイミングで行うことができません。その点OB訪問は、相手に上手くアポイントを取れるなら、時期を問わず行うことができます。

 

やりがいの有無

仕事のやりがいを基準にできるなら、それに越したことはありません。しかし実際に働いてみないとわからないものなので、同時に基準にするのが難しくもあるのです。インターンを通して体験できるということもありますが、それはあくまでも限られた期間です。実際に長く仕事を続けていく場合とはまた異なってきます。

 

ではどうやってやりがいを計るのかというと、自分の価値観と仕事内容を照らし合わせるのです。つまりやりがいを基準にする場合、まずは自分がどういうことに喜びを感じるのかを理解しておく必要があります。

 

スキルアップを期待できるかどうか

自分のスキルが磨いていけるのかというのも会社選びの基準になります。仕事を始める以上、新しい技術を身につけなければいけないので、一見どんな仕事に就いてもスキルアップは可能なように思えます。しかしスキルアップを基準にする場合、自分が専門的に学んできた分野であるかどうかが重要なのです。

 

自分が専門的に学んできた分野なら、社会に出てさらにその分野を学ぶことで、将来大きく活躍していくことが期待できます。また専門的に学んできたということは、その分野に対してそれだけのモチベーションを持っているということです。スキルアップにモチベーションが大きく関係することは、学生生活を通して誰しも感じているはずです。

 

社会貢献できるかどうか

自分の働く企業がどういった形で社会貢献しているのかというのもまた基準となります。学生時代からボランティア活動に積極的に参加していたなど、「世の中のためになることをしたい」と思っている人もいるでしょう。

 

自分が働いている企業が社会貢献に積極的に取り組んでいるのなら、その会社で仕事をすること自体が社会貢献に繋がってきます。世の中のためになることが、自分を突き動かす原動力になっている人なら、こういった企業を選ぶことでイキイキと仕事をしていけるでしょう。

 

給与等の待遇面

仕事のやりがいに直結するかどうかは別ですが、やはり給与は重要な基準になってきます。人はどうして働くのかというと、生計を立てるために働くのです。思うように生活できない状態では、仕事どころではなくなってしまいます。

 

ただ給与面を基準にする場合目先の給料の額ではなく、長期的に見据えた待遇で考えましょう。いくら初任給がよくても、給料がまったく上がっていかないのは考え物です。また最初は給料が安くても、自分が頑張れば上げていけると思えるのならその企業を選んでも良いでしょう。

 

会社の規模

大企業も中小企業も、職種が同じならやることは変わらないようにも思えますが、会社の規模は職場の雰囲気に大きく関係してきます。

 

自分がどういう人生を送っていきたいのか、どういう人になっていきたいのか。企業の規模を基準にするにしても、やはり自分の価値観が重要になってくるのです。

会社選びを行う上で一体何を済ませる必要があるか

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会社選びの基準となるものを見ていく上で、結局は自分の価値観を知る必要があることに気付いたはずです。基準を決めるには、自分の価値観と企業が行っていること、仕事の内容をすり合わせていく必要があります。以下より、そのすり合わせを行う上でやっておきたいことに触れていきましょう。

 

自己分析

最初に自己分析を行うことは、会社選びの基本です。自分のことをしっかりとわかっていないのに、どんな仕事がやりたいかは見えてきません。自己分析のやり方は様々ですが、オススメなのは「自分史」を作ることと、それに伴った「モチベーショングラフ」を作ることです。

 

自分史というのは、自分を振り返った歴史のことです。「何歳のときに何をした」「何に参加した」「どこに行った」など、印象に残るイベントを幼少期から時系列に書いていきます。

 

モチベーショングラフというのは、出来事に対して自分のモチベーションをグラフで明らかにすることです。自分史を書いたら、時系列に沿って「そのときの自分のモチベーションはどうだったのか」を思い出しながら、上がり下がりを線で描いていきましょう。自分史を横書きにしておき、その上からモチベーショングラフを書けば自分のモチベーションがどういう風に変化していっているのかもわかりやすいです。

 

自分史とモチベーショングラフを通して「自分がどんなときに積極的になれるのか」「どういうことに喜びを感じるのか」を明確にしていきましょう。またどうしてそう思ったのか理由をはっきりさせておくと、会社選びの基準にするにしても説得力が増します。

 

優先順位を明確にすること

自分の価値観を知っていく中で、たくさんの基準が浮かんでくるはずです。また就活を通して企業のことを知っていく中で、新しい価値観に気付くことも多々あります。選択肢は多いにこしたことはありませんが、優先順位は常に決めておきましょう。

 

優先順位を明確にしていくと、自分がどうしてその企業に入りたいのかを嫌でも考えます。同じ業種や職種でも様々な企業があるわけですから、その中からさらに順位を付けていくということは、自分と企業の相性を吟味することなのです。選んだ理由が明確であればあるほど、企業側にも「この人は会社と合いそうだ」と思ってもらいやすくなります。

 

信頼できる就活エージェントに相談すること

自己分析や就活を通した経験の中から、会社選びの基準を定めていくことも重要ですが、就活エージェントを利用するのも有用な手段です。第三者に相談することで、自分では気付けなかった新たな価値観に気付くことがあるからです。

 

第三者というと、友達や家族、先生などでも良いような気がします。どうしてここで就活エージェントをおすすめするのかというと、就活エージェントは就活に特化したプロだからです。仕事として依頼される以上徹底的に対応してくれます。就活エージェントは就活に特化したノウハウを使い、面談の中からあなたの価値観や魅力を見つけ出してくれます。

 

またこれまでに就活生を就職に繋げた経験から、「どういう人がどういう企業に合っているのか」ということも熟知しているのです。最終的にどんな企業で働くのかを決めるのは自分自身ですが、専門家の手を借りることでより明確な基準を持って会社選びに臨めるでしょう。

 

相談するにあたって、実績は何よりの信頼になります。業界の中でも十分な実績を積んでいるDYMにご相談ください。

 

就職説明会を通して曖昧な部分を無くすこと

業界や企業に対する認識が曖昧なままでは、自分の価値観とのすり合わせを行っても上手くいかない場合があります。インターネットやパンフレットから得られる情報と、企業の実態とがかけ離れていることがあるからです。

 

受けたい企業が定まったら、就職説明会に参加してさらにその企業を吟味していくようにしましょう。企業の人の話を通して、「やはり自分の価値観に合っている」と思うこともあれば、「思っていたのと違うな」と感じることもあるでしょう。

 

また単純に知見を広げる意味でいえば、合同説明会に参加するのも良いでしょう。あまり興味のなかった業界や、名前を知らない企業の人の話を聞くことで、気付かなかった価値観に気付けることがあります。

 

長期目標設定を立ててチェックする企業を絞ること

自分の価値観を明確にすることと同じく大切なのが、長期目標を立てることです。長期目標というのは、自分が社会人として働いていく中で、「いつまでにどうなっていたいか」を考えることです。キャリアプランなどとも呼ばれています。

 

例えば若いうちから役職を務めるなど、会社を引っ張っていくような仕事がしたいと思っているとします。そういう場合、中小企業で働く方が、会社にとって重要な仕事を任される可能性も高くなるでしょう。会社で下積みをした上でゆくゆくは独立を考えている人なども、独立に際して今までやってきた仕事がどのように活きてくるのかを見据えていれば、上手く運びやすいです。

 

新卒の入社というのは、長い社会人経験の第一歩です。軌道修正が効くとはいっても、その一歩もきちんと先の目標を見据えた上で踏み出すべきなのです。間違った方向に積み上げていってしまっては、いつまでも目標に辿り着くことはできません。

 

志望している企業の動向を把握すること

同じ業種、職種の中で企業を絞っていくためには「その企業でなければいけない」という決定打となる理由が必要です。つまり同じ事業を展開していても、その企業しか行っていない事業のやり方に着目する必要があります。

 

企業の動向を把握するには、投資家向けのIR情報に目を通すのが良いでしょう。投資家が企業にお金を出資するのは、事業のやり方に賛同できることが前提です。そのために企業は投資家に向けて情報を開示しています。中でも上場企業になってくると、一定の情報開示が義務付けられているので、さらに込み入った情報を得ることができます。

 

IR情報に目を通す中で「こういう考えで事業を行っているのか、この企業はまだまだ成長していきそうだ」などと、感心させられる部分がたくさん見つかるはずです。企業の考え方に賛同できるということは、仕事をする上でも原動力になり得る要素でしょう。

 

自分の持っている資格を活かせるかどうか

自分の持っている資格が活かせるのなら、仕事をするときに資格を持っていない人よりも優位に進めることができます。仕事がやりやすかったり、より専門性の高い仕事を任されたりするのなら、資格を取った甲斐もあったと感じるでしょう。OB訪問や説明会など、企業の人に直接質問をできる機会があれば、「こういう資格を持っているのですが、仕事をする上で役立つ場面はありますか」と尋ねてみると良いです。

 

就活以前から持っている資格は、就活に関係のないところで取得しているものなので、自分の価値観に基づいている可能性も高いです。その資格が活かせるということは、自分と相性の良い仕事であることも多いでしょう。

 

また持っていない資格であった方が良いとされているものがある場合、その資格試験を受けるのも良いです。新たに資格を取得することで、会社選びの基準も生まれてきますし、仕事に資格を活かそうと積極的な様子は、企業からも印象が良いです。

まとめ

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繰り返しになりますが、会社選びの基準は自分の価値観と仕事内容、企業とのすり合わせを行っていく中で見えてくるものです。方法は様々ですが、簡単にいえば「自分を知ること」「業界や企業を知ること」に収束されます。

 

行動を起こすことは大切ですが、何事もまずは知ることから始まるのです。積極的に知ろうとすることで会社選びも、入社してからの社会人生活も良い方向に導くことができるでしょう。

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