自己PRで「向上心」を長所・強みとしてアピールするには|例文あり
自己PRで向上心がある印象を効果的に与えるための方法を紹介します。
向上心がある性格をアピールできる例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
自己PRで「向上心」を自分の長所・強みとしてアピールしたいけれど、何を書けばいいか分からないという人は少なくないです。
しっかり対策して、実際に自己PRをする場面に備えましょう。
目次
自己PRで向上心を長所・強みとするのは効果的?
結論から言えば、自己PRで向上心を長所・強みとすることは効果的です。
向上心という言葉には、今の状況に満足せずさらに上を目指すという意味が含まれており、ポジティブな印象を残すことができる言葉です。
ただし、向上心そのものをアピールすることは、自分で思っているよりも採用側にとってよい評価に当たらない可能性があります。
「向上心がある」というだけでは、就活生が実際の業務でどのように役立つのかわかりにくいからです。
向上心をアピールするには、向上心があったから達成できたこと、それが仕事にどうつながるのかについて、具体的に伝えなければいけません。
企業が求める向上心とは
企業が自己PRの長所・強みに向上心を挙げている就活生に対し期待するのは、以下のような特徴です。
- 目標を持って行動すること
- 責任感がある
- 出世したい意欲があること
- 一生懸命仕事に取り組んでくれること
採用担当者は自己PRから、就活生が入社後に活躍しているかを測ろうとしています。
志望する企業が求める人材に合わせ、向上心をアピールしていきましょう。
自己PRで向上心を長所・強みとしてアピールするときのポイント
「文章力がない」「話すことが苦手」など、自己PRの表現方法に不安を感じている就活生は少なくないです。
向上心が伝わる自己PRにはいくつかのポイントがあります。
- なぜ向上心を持てたのか明確に答える
- 向上心を発揮した具体的なエピソードを用いて話す
- 「向上心」を別の言葉に言い換える
採用担当官に向上心を効果的にアピールするためのポイントを解説します。
なぜ向上心を持てたのか明確に答える
「なぜ向上心を持てるのか」という理由に必ずふれましょう。
ただがむしゃらにがんばったことをアピールするだけでは、採用担当官に好印象は与えられません。
「キャリアアップして自分を成長させたいから」「スポーツを通して努力の先には成果があると体験してきたから」という理由が挙げられます。
あまり背伸びせず、本当の理由を答えるようにしましょう。
向上心を発揮した具体的なエピソードを用いて話す
向上心があることを証明するためには、具体的なエピソードを挙げることが効果的です。
その際、面接や採用担当者にわかりやすいように、客観的に評価できる数値をエピソード内で使うことで、成果がより強調されます。
具体的に何をしてきたのかを明らかにすることも大切です。
「どんなに疲れていても、必ず1日2時間の勉強をおこなった」「勧誘のために効果的なフライヤーを作成して2000枚1人で配布した」などの行動例を挙げましょう。
面接官はあなたがもっている向上心をより具体的にイメージしやすくなります。
「向上心」を別の言葉に言い換える
「向上心」を別の言葉に言い換え、自己PRやエピソードを具体的なものにしましょう。
「向上心がある」というだけでは意味が漠然としていて、採用担当者もイメージがしづらくなってしまいます。
- 失敗から学ぶ
- 努力家である
- 責任感がある
- ハングリー精神がある
以上のような言葉を使い、採用担当者の印象に残る自己PRを考えましょう。
自己PRで向上心を長所・強みとして伝えるときの注意点
就活では、採用担当者の目に留まり、好印象を残す必要があります。
魅力的な自己PRを考えても、うまく伝えることができなければ意味がありません。
- 冒頭に結論を持ってくる
- 「向上心」がゴールになっている自己PRはNG
- 向上心を持った結果なにを得たのかを書く
向上心を長所・強みとした自己PRをする際の注意点を解説します。
冒頭に結論を持ってくる
就活用の自己PRを作るときは「結論を最初に述べる」ということを必ず意識しましょう。
起承転結はビジネスには適しません。冗長な文章では伝えたいことがぼやけてしまいます。
「結論→理由→具体例→結論」という順序を意識して文章を組み立てましょう。
「向上心」がゴールになっている自己PRはNG
向上心があることを結論に持ってくるのはやめましょう。
向上心を持って仕事に取り組むことは、仕事で結果を出すためのプロセスです。
自己PRのゴールは「向上心をもって仕事に取り組んだ結果、何をなしとげられるのか」という点に設定しましょう。
向上心を持った結果なにを得たのかを書く
向上心を持ったことからなにを得ることができたのかを説明する必要があります。
あなたという人材を採用することで、企業がどのような得をするのか伝えるためです。
向上心をもってとりくんだ結果、得られた成果、成績、できごとについて説明しましょう。大学の成績、アルバイトの売り上げや契約本数、家族や先生に評価されたことなど、具体的に説明するとよいです。
【例文あり】面接で使える!向上心が長所・強みの自己PR
自己PRで向上心をアピールする上で大切なポイントは、どんな努力をしているのかという点です。
努力過程や工夫していることを、エピソードを交え具体的にアピールすることで説得力がアップします。
向上心を効果的にアピールできる例文を紹介します。
【例文】勉強がテーマの向上心が伝わる自己PR
私は毎日必ず2時間ずつ勉強し、1年間で730時間勉強してきました。なまけたいと感じた日もありましたが、日本と海外をつなぐ架け橋になりたいという将来の目標を掲げていたので、自分自身に甘えを許さずやりきることができました。
努力が実を結んだ結果、学期末には25教科中23教科で優評価をいただき、学年でトップの成績を残しています。このことから、高い目標を達成し、自分自身をポジティブに評価することができる喜びを得ました。仕事においても自主努力を積み重ね、高く設定した目標にもくじけることなく取り組むことができると考えております。
【例文】サークル活動がテーマの向上心が伝わる自己PR
私には、高い目標にむかって努力を惜しまない向上心があります。サークルの勧誘で先輩から目標30名の勧誘を依頼されましたが、勧誘方法を工夫すれば、もっと勧誘できると考え、自分で目標値をプラス20名の50名に設定しました。勧誘のために、いままでサークルで誰もおこなったことがなかった、効果的なキャッチコピーやイラストをいれたフライヤーを作成しました。
毎朝大学の校門前に立ち、1週間で合計2,000枚のフライヤーを配布しました。それだけではなく、学生の空き時間や放課後に直接説得を行い、目標の50名の勧誘に成功することができました。このことから、あえて目標値を高く設定しても、地道な努力と創意工夫を重ねれば、本来の目標よりもよい結果を残すことができることを体感しました。御社においても、与えられた目標のさらに上をめざし、努力と創意工夫をもって達成していきたいと考えております。
まとめ:向上心を自己PRで的確にアピールしよう
向上心を自己PRの長所・強みに選ぶ場合は、向上心があることがゴールなのではなく、向上心があることで得られたことを、エピソードを交えて具体的に企業側へ伝えましょう。
向上心があるから、「よい成績を残せた」「人間関係を築けた」「何かに合格した」など、得られたことは人によってさまざまです。
自己PRの終盤では、「企業での仕事にどう活かせるか」についてもふれておくと、採用担当者はあなたを採用するメリットを強く感じます。
一人ですべてを仕上げるには限界があるので、本当に魅力的な文章を書くためにも、第三者の力を借りることが大切です。
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