

自己PRで「行動力」を長所としてアピールするには|例文あり


自己PRで行動力をアピールするためのポイントと例文をご紹介していきます。
就活において、自己PRについて聞かれることは多いです。
さまざまなことに取り組んできた就活生は、行動力を自身のアピールポイントとして伝えることになります。
しかし、どのようにして文章化すればいいのか漠然としている人も多いです。
コツを掴むことができれば、誰でも魅力的な自己PRを書くことができます。
目次
自己PRで行動力を長所とするのは効果的?

結論から言えば、就活をするなかで「行動力」は魅力的な長所です。
しかし、「行動力」のなかにもいくつかの種類があります。
就活における「行動力」とはどのような長所かをご紹介します。
企業が求める行動力とは
企業で求められる行動力とは、自分でものごとを考えて行動する力のことです。
「仕事での即戦力」として、状況に合わせた行動をできる人が求められています。
新しい技術が次々と登場するなかで、企業はその変化に対応していかなければいけません。
将来性を秘めた新卒も、ポテンシャルを持っているという意味では即戦力扱いになります。
社員の行動力は、企業が成長を続けるためには必要不可欠です。
自己PRで行動力を長所・強みとしてアピールするときのポイント

自己PRで行動力をアピールするときのポイントをご紹介します。
- なぜ行動力を持てたのか明確に話す
- 行動力を発揮した具体的なエピソードを用いる
- 「行動力」を別の言葉に言い換える
「文章力がない」「話すことが苦手」など、自己PRの表現方法に不安を感じている就活生は少なくないです。
自己PRは、書き方次第で魅力的な内容に仕上げることができます。
なぜ行動力を持てたのか明確に話す
行動する上で、きちんと先のことまで考えられているのかをアピールできるようにしましょう。
ただ闇雲に行動するだけでは、「何も考えずに行動する」という短所だと思われてしまいます。
何かアクションを起こすには、目標やビジョンを持っていることが大切です。
仕事をする上でこれらのことが抜けていると、大きな損失につながってしまいます。
どんなエピソードに対しても具体的な理由をつけることで、計画性を持って行動ができるというアピールになります。
行動力を発揮した具体的なエピソードを用いる
自己PRで大切なのは具体的なエピソードを例に出すことです。
「私には行動力があります」と伝えるだけでは自己PRとして成り立ちません。
行動力があることを、具体例を使って論理的に伝える必要があります。
自分がどのような経験をしてきたのかを振り返ってみましょう。
印象的なエピソードや魅力に感じるエピソード、成果を出したエピソードがあることで、はじめてあなたの行動力は証明されます。
「行動力」を別の言葉に言い換える
「行動力」という言葉は非常に抽象的です。
「私の強みは行動力です」とだけ伝えると、面接官との齟齬が生まれる可能性があり、場合によっては短所だととらえられてしまうこともあります。
どのような行動力なのかを具体的にし、自分の強みを伝えやすくしましょう。
- ものごとに主体性を持って取り組むことができる
- 課題の原因を特定し解決できる
- チャレンジするときに失敗を恐れない
- 目標を達成するまで挑戦し続ける
上記の言い換えを参考にして、自分だけの自己PRを作りましょう。
自己PRで行動力を長所・強みとしてアピールするときの注意点

行動力を発揮したエピソードであれば、なんでも自己PRとして使っていいわけではありません。
伝え方を間違えれば、面接官の印象に残りにくい自己PRとなってしまいます。
- 冒頭に結論を持ってくる
- 行動力を持った結果なにを得たのかを話す
- 行動力をどのように仕事に活かせるかを話す
魅力的な自己PRにするためにも、行動力をアピールするときの注意点をご紹介します。
冒頭に結論を持ってくる
就活用の自己PRを作るときは「結論を最初に述べる」ということを必ず意識しましょう。
起承転結はビジネスには適しません。冗長な文章では伝えたいことがぼやけてしまいます。
「結論→理由→具体例→結論」という順序を意識して文章を組み立てましょう。
行動力を持った結果なにを得たのかを話す
行動した結果として得た成果を具体的に伝えることで、長所や強みに説得力のある自己PRとなります。
どのような内容であっても、話には具体性が求められます。
採用担当者は自己PRから、就活生が入社後どのように活躍するかをイメージしたいからです。
長所や強みの内容が相手に何も伝わらなければ、いい自己PRにはなりません。
第三者にも成果が伝わるような内容を目指してください。
行動力をどのように仕事に活かせるかを話す
行動力を発揮したエピソードが素晴らしくても、仕事でどのように活かせるかが伝わらなければ、魅力的な自己PRということはできません。
自分の行動力が仕事にどのように影響を与えるのかを明確にしましょう。
企業にとって、目の前の就活生が必要な戦力かどうかを判断するための材料が自己PRです。
企業が欲しいと思う人材を把握し、それに応えられるような自己PRを作成しましょう。
【履歴書編】行動力を長所・強みにした自己PR例文

自己PRを文字に起こすことが苦手という就活生は少なくありません。
履歴書では文字数に制限があり、長所や強みを簡潔にまとめることが求められます。
履歴書で使える、行動力を長所とした自己PR例文をご紹介します。
【例文】ボランティアがテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私の強みは行動力です。
学生時代に「地域に少しでも貢献したい」という思いから、友人と共同でボランティア団体を立ち上げました。設立当初は人数も少なく、活動も満足にできませんでした。
そこで、SNSを使ってメンバーを募集したり、ゲーム感覚で街の清掃活動ができるイベントを企画したりしたことで、少しずつ知名度を上げていくことができました。その結果、メンバーが大幅に増えるだけでなく、メディアでも紹介してもらえるまでになりました。
この経験は御社でも活かせると考えており、新人の売り上げ実績No.1を目指して頑張っていきたいと考えています。
【例文】勉強がテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私は、目標達成に向けて計画を立て、それを実現する行動力があります。
私は大学で英語を専攻し、それ以外でも英会話スクールに通い、日々語学力の向上に努めています。さらに語学力を磨くため、3年次には1年間の留学を経験しました。その際には、毎日の学習計画を立て、学校の勉強と自宅学習をしながら、現地の人とも積極的に交流しました。その結果、語学力が向上しただけでなく、広い視野で物事が見えるようになりました。
御社では、留学で身に付けた語学力を活かすだけでなく、あらゆる視点から考えて、業績に貢献できればと考えています。
【例文】インターンがテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私は、どれだけ困難な状況でも、それを乗り越えるための行動力があります。
IT企業のインターンシップに参加した際、社内で使われている業界用語が理解できずに苦しむ日々が続きました。
そこで私はメモ帳とパソコンを常に持ち歩くようにし、分からない言葉はその場ですぐに検索することを実践しました。知らないことをそのままにするのではなく、解決するためにはどうすれば良いのかを考えた結果です。最終日の会議では、ほとんどの内容が理解できるようになりました。
私はこの経験を活かし、営業という仕事でも様々な苦難を乗り越えていきたいと考えています。
【面接編】行動力を長所・強みにした自己PR例文

自己PRの伝え方はひととおりではありません。
自分がどのような長所・強みを持っているのかを伝える意味でも、工夫して話すようにしましょう。
面接で使える行動力の自己PR例文をご紹介します。
【例文】アルバイトがテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私の強みは、必要なことを実行に移していく「行動力」です。
大学時代、本屋でアルバイトをしていました。しかし、近くに大型店ができた影響で、徐々に客足が遠のいていきました。
この状況を打破するため、ニーズや過去の売り上げ実績などを独自で調べ、店長に報告しました。そこから、ジャンル別に特設コーナーを設け、ポップやチラシを作って宣伝するなど、様々な打開策を実施しました。その結果、売り上げは低迷期の1.5倍まで戻すことができました。
この経験は、店舗の売り上げアップに貢献できると考えています。
【例文】部活動がテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私は、目標を達成するための方法を考え、行動に移すことができます。
大学時代に空手部に所属し、キャプテンを務めていました。しかし、経験者と初心者の能力差が激しく、稽古をしても初心者部員は歯が立たないため、モチベーションが低下していました。
そこで私は、以下のようなプランを部員に対して行いました。フィジカルを補うため、食事・筋トレメニューを一人ひとりに作成しました。毎週の「個人目標」を各部員に設定してもらい、不満や悩みを抱えていそうな部員は積極的に声を掛け、問題点を解決しました。これらのことを徹底した結果、初心者の部員を新人戦で5人中3人を入賞に導くことができました。
この経験を活かし、どんな立場の人とも考えを共有し、業務の質の向上に貢献していきたいと考えています。
【例文】アクティビティがテーマの行動力が長所・強みとしてアピールできる自己PR
私の長所は行動力です。
大学時代、バックパッカーとして30ヶ国を訪問しました。現地のリアルな事情に触れるためにも、最低限のことだけ調べて、残るは現地の人と交流して情報を得るようにしました。自分が知らないことに触れることは刺激的で、それがモチベーションとなり、圧倒的な行動量を実現することができました。その結果、世界中で数多くの友人を作ることができただけではなく、知らない扉を開けることは、自分にとって必ずプラスになることを学びました。
この経験を活かし、御社で新たな挑戦をしていきたいと考えています。
まとめ:行動力を自己PRで的確にアピールしよう!

「行動力がある」という言葉だけでは、漠然とした印象を与えてしまいます。
自己PRでは具体的なエピソードから行動力をアピールすることが大切です。
企業がどのような人材を必要としているのかを考えながら、自己PRをまとめていきましょう。
一人ですべてを仕上げるには限界があるので、本当に魅力的な文章を書くためには、第三者の力を借りることが大切です。
Meets Companyでは、就活のプロであるキャリアアドバイザーが、内定を獲得するまでしっかりとお手伝いさせていただきます。
自己PR作成から面接対策まで相談をお受けいたしますので、ぜひご活用ください。
よくある質問
Q. 企業が求める行動力とは何ですか?
Q. 自己PRで行動力を長所・強みとしてアピールするときのポイントは何ですか?
Q. 行動力があることは自己PRになりますか?
Q. 行動力が短所にもなる可能性がありますか?
Q. 「行動力」を別の言葉に言い換える際にどんな言葉がありますか?
Q. 行動力を長所・強みとしてアピールするときの注意点はありますか?
Q. 自己PRを書く際に気を付けることはありますか?
Q. 行動力とは具体的に何ですか?
Q. 行動力を持つことのメリットは何ですか?
Q. 行動力があるデメリットは何ですか?
Q. 行動力は何に役立つ能力ですか?
Q. 行動力を持つことでキャリアにどのような影響がありますか?
Q. 行動力と実行力の違いは何ですか?
Q. 行動力がある人に向いている仕事は何ですか?
Q. 行動力が高い人の特徴は何ですか?
Q. 行動力がある人の弱点は何ですか?


監修者
熊谷 直紀
監修者熊谷 直紀
横浜国立大学理工学部卒。株式会社DYMに新卒一期生として2011年に入社し、WEBプロモーションなどのデジタルマーケティング領域で業務に従事し、その後新規事業立ち上げを経験。
2015年よりDYMの人事部へ異動し人事領域を統括、毎年多くの就活生や求職者との面接・面談を実施。
内定チャンネルなどの採用関連メディアへの出演や記事監修を通して人事・人材関連の情報を発信中。

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